徳島市の医療機関で新たなスクリーニング検査の受検受付を開始
神奈川県の企業が開発した微量元素濃度のバランス解析を用いるスクリーニング検査「メタロ・バランス検査」が、徳島市の徳島平成病院で2026年8月から10月分の受検予約受付を始めました。採血はわずか6mLで済み、所要時間は約15分。費用は検査の種類に応じて設定されており、自由診療(健康保険適用外)での提供となります。
検査の特徴と対象
- 採血量:6mL(短時間・身体負担が小さい)
- 評価対象:がんリスク(部位別)と認知リスク(MCI)
- 対象年齢:がんリスクは20歳~80歳、認知リスクは50歳~80歳を基本とする(対象外も受検は可能だが参考値扱い)
この検査では血中の17種類の微量元素(主に金属元素)の濃度バランスを解析することで、採血時点におけるリスクを評価します。がんについては男性は6部位、女性は9部位について部位別のリスクをA~Dの4段階で示す仕様です。認知リスク評価はアルツハイマー型だけでなく血管性やレビー小体型などのタイプも網羅的に評価する点が特徴とされています。
「たった1回、6mLの採血:医療機関の適切な管理体制のもとで安全に採血を行います。」
費用・予約方法・実施体制
本検査は自由診療で、主な料金設定は以下の通りです(いずれも税込表示)。
| 検査種別 | 料金 |
|---|---|
| がんリスク検査 | 19,800円 |
| 認知リスク検査 | 19,800円 |
| がん・認知リスク検査セット | 24,200円 |
申し込みはWEBまたは電話で受け付け、原則として受検希望日の約3週間前までに書類郵送の手続きが必要です。検査日は原則、毎週月~金(休診日・祝日を除く)に実施されます。採血当日は窓口での支払いが不要で、後日届く払込用紙(DSK後払い)で精算する仕組みです。検査結果は採血から約5週間後に自宅へ郵送されます。
受検前の注意点と制限
検査の精度や安全性に配慮し、受検前にはいくつかの注意事項が設けられています。主な項目は次の通りです。
- 飲食:検査前日は21時以降から飲食不可
- 飲酒:検査前日は飲酒不可
- 水分:採血しやすくするため、当日は十分な水分摂取を推奨
- 薬・サプリ:市販薬やサプリは前日から不可。処方薬は通常どおり服用可
- 受検できない方:妊娠中・産後6か月未満、がん治療中または治療終了1年未満、透析を受けている方、骨折・血液疾患・免疫不全症など一定の状態にある方
地域への影響と実用上の意味
徳島県内でこの検査が継続的に受けられる体制が整うことは、以下の点で地域住民の健康管理に寄与する可能性があります。
- 早期のリスク把握:短時間で検査できるため、忙しい人や通院負担を減らしたい人にも選択肢が広がる。
- 未病対策の一環:異常の可能性が示された場合、精密検査や生活習慣改善につなげる機会となる。
- 地域医療連携:徳島平成病院での継続的な実施により、県内での検査受検機会が安定化する。
ただし注意点もあります。まず本検査は現時点で健康保険の対象ではなく自己負担となるため、費用面のハードルがあります。また、スクリーニング検査はあくまでリスクの振り分け(ふるい分け)であり、陽性示唆が出た場合は確定診断のための追加検査が必要です。検査の結果をどう理解し、どのように対応するかについては医療機関と相談することが重要です。
申し込み・アクセス情報(徳島平成病院)
受検は完全予約制で、徳島平成病院 健診センターにて実施されます。所在地は徳島市伊賀町3丁目19-2で、駐車場があり、徳島駅から車で約5分。バス利用の場合は「大道2丁目」下車徒歩約5分が目安です。検査の最新スケジュールや予約方法については、病院側の案内ページまたは提供企業の案内を確認してください。
今回の導入により、徳島市内で短時間かつ低負担の血液検査を通じたがん・認知リスクの初期把握が可能になります。費用、検査の意義、フォローアップ体制を踏まえた上で、自身や家族の健康管理に活用するかどうかを検討するとよいでしょう。
(出典) 株式会社レナテックおよび徳島平成病院の案内に基づき作成。