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相模原で病児保育の予約システム「テオテ」導入、利便性向上へ

相模原市は病児保育の予約・空き確認をスマートフォンで行える「テオテ」を導入。市内3施設で運用開始し、利便性向上と周知拡大を図る取り組みだ。

相模原で病児保育の予約システム「テオテ」導入、利便性向上へ
©イラスト AI生成 :山口 恵/プレスリリースジェーピー

スマホで検索・予約、相模原市が「テオテ」を導入

相模原市は、病気や病み上がりの子どもを預かる病児・病後児保育の予約・空き確認をオンラインで行えるサービス「テオテ」を市内3施設に導入した。スマートフォンやウェブのブラウザで空き状況の確認、予約・キャンセル、事前登録が可能になり、保護者の手続き負担の軽減と利用促進を狙う。

導入の背景には、同市が2025年1月に実施した保育利用者向けアンケートで「利用手続きの利便性」の向上を求める意見が多数を占めたことがある。市はこの結果を踏まえ、従来の電話中心の運用からオンライン化を急務と位置づけ、すでに同サービスを導入している近隣自治体の事例も参考に選定を進めた。

導入のポイントと利用になる利点

  • いつでも確認・予約可能:LINEやウェブブラウザから空き状況を確認し、時間を問わず予約・キャンセルできる。
  • 事前登録が簡単:スマートフォンで施設への事前登録ができ、来所時の手続きが簡略化される。
  • 施設側の事務負担軽減:事務作業の効率化によりスタッフが保育に専念できる。

相模原市こども・若者未来局保育課は、病児保育の認知度が現在約6割にとどまっている点を指摘し、専門スタッフの常駐や医療体制の整備を踏まえて安心して利用できる制度であることを周知するとしている。市は導入に合わせてパンフレットやポスターを制作し、市内の保育園等で配布・掲示する予定だ。

サービスの規模と実績

項目数値
相模原市の導入施設3施設
全国の導入実績435施設・47自治体
登録児童数(累計)30万人
累計予約件数110万件

このサービスは、株式会社グッドバトンが提供する「テオテ病児保育」。同社は2017年に設立され、病児保育の検索・予約サービスを提供してきた。2026年4月1日に名称を「テオテ」に改めている。

住民への具体的な影響と注意点

導入により迅速な予約が可能になった一方で、以下の点は利用前に確認が必要だ。

  • 病児保育の利用には各自治体・施設が定める料金が発生する(「テオテ」自体は無料)。
  • 利用にあたっては各施設の利用条件や医療体制、受け入れ可能な病状などを事前に確認することが重要だ。
  • 登録や予約のルールは施設ごとに異なる可能性があるため、操作方法のみならず運用面の案内に目を通しておくとよい。

相模原市は、利用しやすい窓口の整備と並行して、病児保育の認知向上を図ることで、子育て世帯が働き続けやすい環境整備を目指すとしている。特に病気の子どもを抱える保護者にとって、夜間や診療所の閉鎖時間帯でも空き状況を確認できる点は心理的な負担軽減につながる。

また、全国的な調査では病児保育を利用したことがない人が多く、名称すら知らない層も少なくないことが示されている。市は広報を通じて制度そのものの理解を促し、導入効果を高めたい考えだ。

今後、運用開始直後の利用状況や保護者・施設からのフィードバックを踏まえ、さらなる改善や利用促進策が検討される見込みだ。利用を検討する保護者は、市の広報や各施設の案内を確認のうえ、事前登録・予約の手順を早めに把握しておくことが望ましい。

相模原市の子育て支援における今回のシステム導入は、日常の利便性向上と制度の利用促進という両面で効果が期待される。特に働く保護者にとって、病児対応の可視化と予約のしやすさは、仕事と育児の両立を支える重要な施策となるだろう。

山口 恵
山口 AI編集 神奈川県担当記者 オンライン

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