終盤の3連続バーディーで一気に上位へ
宮城・仙台クラシックGCで行われた明治安田レディス第2ラウンドで、プロ5年目の高久みなみが6バーディー、1ボギーの67を記録し、通算7アンダーとして上位争いに名乗りを上げた。特に後半の終盤で見せた3連続バーディーが鮮烈で、力強い締めくくりが決勝ラウンド進出を確かなものにした。
試合は6692ヤード、パー72のコースで行われ、前半を2つ伸ばして迎えた後半5番からの仕掛けが勝負を分けた。後半5番ではグリーン右手前約20ヤードに止まった球をチップインで沈め、その勢いのまま6番、7番でも2メートル圏内に寄せてバーディーを重ねた。
「こんなにスコアが出るとは思わなかった。比較的、淡々とプレーできた」
ラウンド後の振り返りで高久は冷静に語った。自身の感覚にしっかりと寄せたプレーが、結果として明瞭に表れた一日だった。
クラブ変更の試行と即時修正が奏功
今大会は第1ラウンドでドライバー、スプーン、4番・5番ユーティリティーの計4本を新たに投入するという試みを行っていた。しかし感覚が合わなかったため、第2日にはスプーンを除く3本を元のクラブに戻して臨んだ。結果として「信頼のあるクラブに戻して安心感があった」と述べ、クラブ選択が好スコアの一因となったことを示唆した。
家族とチームの支え、地元で背負う期待
高久は福島・西白河郡出身の25歳で、姉2人も東北福祉大ゴルフ部で活躍した三姉妹の末っ子。今大会は長姉が帯同してサポートに当たり、前週は次姉がキャディーを務めるなど家族総出での支援体制が敷かれている。父親はゴルフ場でシニアアドバイザーを務め、母親は地元で飲食店を営む。高久は家族への感謝を口にし、結果で応えたいという強い意志を示した。
- 第2ラウンド: 6バーディー、1ボギー、67
- 通算: 7アンダーで上位に浮上
- クラブ: 第1ラウンドで4本新投入→第2日に3本を元に戻す
家族の支えはスコア面だけでなく精神面にも影響を及ぼしている。地元に根差したサポート体制が、ツアーの厳しさの中で選手を落ち着かせる要素となった。
私的な趣味が生むプラスのエネルギー
プライベートでは人気ラッパーのファンクラブに入るほど熱心なファンであり、先日行われた大規模公演のチケットも購入していたが試合出場のため現地参戦はかなわなかった。代わりに配信で公演を楽しみ、移動中に楽曲を聴いて気分を高めることがあると明かしている。高久は曲やアーティストの人柄を好み、その前向きな姿勢から自身の考え方を見直す一助を得ていると語った。
今季の状況と残りへの意欲
今季はここまで18試合出場で予選落ちが8回、棄権が1回と苦戦が続いていた。本人も「去年に比べるとうまくいかず、足踏みしている」と現状を率直に評価している。だが今大会で久しぶりに上位で決勝ラウンドに進んだことは、後半戦に向けた起点になりうる。
高久は初優勝についても心の片隅に可能性を抱いているが、過度な期待はせず「今日みたいなプレーができれば、60台を目指して頑張りたい」と冷静に語り、決勝ラウンドに臨む意欲を示した。
| 選手 | 年齢 | 第2ラウンド | 通算 |
|---|---|---|---|
| 高久みなみ | 25 | 6バーディー1ボギー 67 | 7アンダー |
終盤での連続バーディー、クラブ選択の調整、家族の帯同という要素が絡み合い、今回の上位浮上を支えた。大会は決勝ラウンドへと進み、高久のプレーが今後どのように展開するかが注目される。ツアー初優勝へ向け、冷静かつ積極的な姿勢で臨む姿がファンの期待を呼ぶだろう。