概要と狙い
岐阜県高山市で、桃の収穫体験と採れたての桃を使ったパフェ作りを組み合わせた体験型イベント「飛騨のたからももツアー 第2回 収穫体験&桃パフェ作り」が2026年8月8日(土)に開催されます。主催は株式会社ヒダカラと合同会社つむぎ果樹園。飛騨地域の果樹生産と消費者を直接結ぶ取り組みの一環で、親子連れを中心に約30名弱の参加が見込まれています。
プログラムの内容
- 収穫体験:つむぎ果樹園の生産者が桃の見分け方や収穫のコツを指導。枝に実る桃の感触や香りを確かめながらの作業を通じ、農作業の一端に触れます。
- クイズ形式の学習:飛騨の気候や栽培方法など、桃が育つ背景を楽しく学べる構成。
- 採れたて桃の食べ比べとパフェづくり:当日は2〜3品種を食べ比べ、好みで盛り付けを行いオリジナルパフェを作ります。
開催の実務情報
| 日時 | 2026年8月8日(土)9:00〜11:00(受付8:45〜) |
|---|---|
| 集合場所 | 農園キッチン kirin(高山市国府町上広瀬1294-1) |
| 参加費 | 大人(高校生以上)3,000円/小中学生2,000円 |
| 定員 | 30人 |
| 持ち物 | スリッパ、タオル、飲み物、帽子、雨具(雨天実施) |
生産者の役割と狙い
イベントはつむぎ果樹園が栽培・運営主体として現場の案内を担います。栽培を担当する前坂氏が案内役を務め、参加者は生産の工程や飛騨で桃がおいしく育つ理由について直接説明を受けられます。主催側は、ブランド化(「飛騨のたからもも」)以降、消費者との接点を強めることで生産現場の理解を深め、結果的にブランド価値や継続的な栽培につなげる狙いを明確にしています。
「旬の桃に実際に触れ、味わいながら、そのおいしさの理由を学べるのは現地ならではの体験です。ぜひ多くの方に体験していただけたらと思います」
地域への影響と意義
このような体験型イベントは、単に観光資源としての価値があるだけでなく、次の点で地域にとって重要です。
- 消費者の理解促進:農作物にかかる手間やコスト、品種の違いを実際に体験することで、消費行動に変化をもたらす可能性がある。
- 農家の販路・ブランド強化:ネット販売が中心の展開に対し、現地での体験提供は直接的なファンづくりと付加価値の創出につながる。
- 教育的価値:子どもを含む参加者が、食と農業の関係を学ぶ機会となる。
注意点と参加を検討する住民への実用情報
当日は屋外での収穫作業は約30分を予定し、その他のプログラムは屋内で行われるため、雨天でも実施可能とされています。参加希望者は、動きやすい服装と汚れてもよい靴(スリッパ指定の時間あり)を準備してください。参加費や定員は明示されており、既に親子連れを中心に参加申し込みが進んでいるため、今後も早期に定員に達する可能性があります。
また、本ツアーは2026年内に全3回開催される計画で、次回は9月26日に希少な晩成品種の収穫と食べ比べを行う予定です。品種ごとの収穫時期が異なる果樹の特性を生かし、成長段階に応じた内容が組まれている点も特徴です。
背景:産地の抱える課題と取り組み
近年、農業現場では資材・燃料費や人件費の上昇が続き、果樹農家の経営は厳しさを増しています。主催者は2019年のブランド化以降、生産者と消費者をつなぐ仕組みづくりを進めており、本ツアーはその一環です。消費者が生産過程を理解することで、単価や流通に対する意識が変わりうるとされ、地域の持続可能な農業につながる取り組みとして注目されます。
飛騨地方は標高や気候の特徴を生かした果樹栽培が行われており、つむぎ果樹園では約30品種の桃を栽培しているため、時期によって複数の品種が同時に旬を迎えるのも特色です。こうした多様な品種を現地で食べ比べられる機会は、消費者の嗜好形成にも寄与します。
問い合わせや取材希望は主催の案内に従い事前連絡が推奨されています。地域の農業と観光を結ぶ実践例として、今後の回についても注目されます。