創業地・高松に“挑戦拠点” はなまるうどんが新業態店を開設
讃岐うどんチェーンの株式会社はなまるは、香川県高松市に新業態店「はなまるうどん TKMT高松本店」を7月17日に開店すると発表した。はなまるは2000年に高松市で創業した経緯を持ち、今回の出店は創業の地における“新たな挑戦拠点”の位置付けだという。店舗は既存のうどん中心の業態から幅を広げ、定食メニューや夜間営業、子ども向けスペースなどを導入することで、地域の日常的な食事シーンを拡大する狙いが示されている。
店舗の特徴と狙い
同社は、讃岐うどん文化の多様性や伝統的価値を全国へ発信してきた一方で、全国的にはその多面性が十分に伝わっていないとの認識を示す。こうした課題意識の下、「おいでまい!さぬきプロジェクト」の推進拠点として本店を位置付け、全国店舗のモデルや商品開発への反映を目指す。
従来の「昼中心のうどん店」というイメージから脱却し、
- 夕食利用を見据えた定食の導入
- キッズスペースやフリースペースを備えた店内設計
- 明るく開放感のある客席配置
などを行い、家族連れや幅広い世代が日常的に利用できる店舗を目指すとしている。
メニューと価格(一部)
発表された第1弾メニューは定食中心で、うどんと組み合わせた満足感を重視した品揃えだ。店舗所在地や営業時間も公表されている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店舗所在地 | 香川県高松市上福岡町980 |
| 営業時間 | 午前10時〜午後9時30分(ラストオーダーは閉店30分前) |
定食・ごはんものの主なラインナップと価格は次の通り(発表資料より)。
| メニュー | 内容 | 価格 |
|---|---|---|
| 手仕込み唐揚げ定食 | 店内で手仕込みした唐揚げとミニうどん・ごはんの組み合わせ | ミニうどん付き:880円、だしスープ付き:780円 |
| 一本豚角煮定食 | じっくり煮込んだ豚角煮とミニうどん・ごはん | ミニうどん付き:1380円、だしスープ付き:1280円 |
| 高松一号店のカレー | 創業当時のまかないを由来とするカレー | 単品:550円 |
| 親子丼 | だしを活かした鶏肉とたまごの丼 | 単品:580円 |
地域への影響と住民向けの実用情報
今回の出店は、次のような点で高松の暮らしや商業環境に影響を及ぼす可能性がある。
- 食事の選択肢拡大:昼中心だった讃岐うどん店のイメージを転換し、夕食利用がしやすい定食を導入することで、家族の外食や共働き世帯の夕食需要に応える余地がある。
- 子育て世帯への利便性:キッズスペースを設けることで、小さな子ども連れの外食機会が増える可能性がある。一方で、混雑時の利用ルールや安全面の配慮が求められる。
- 観光・回遊性への寄与:創業地としての発信力を高めることで、はなまるを訪ねる観光客の来訪や周辺商店街への波及効果が期待される。
利用を考える住民に向けた実用的なポイントは以下の通りだ。
- 開店日:7月17日(発表日による)。混雑が予想されるため、ピーク時の待ち時間や座席確保を踏まえた行動を推奨。
- 営業時間:午前10時〜午後9時30分。夕食利用が可能になったことで、帰宅後の利用や夜の家族外食にも対応。
- メニュー:定食中心で価格帯は手頃。うどん単品に加え丼やカレーなども提供される。
今後の展開と注意点
同社は高松市と2025年から包括連携協定を結び、地域連携の取り組みを進めていると説明している。本店で得た知見を全国へ展開する方針であり、今後は店舗設計や商品開発のモニタリングが注目される。市民としては新業態が地域の消費構造や雇用に与える影響、周辺商業との共存のあり方を見守る必要がある。
一方、発表資料にある店舗の具体的な座席数や雇用規模、駐車場の有無、テイクアウト対応の詳細などは公表されていない。これらは開店後に実際の運用が明らかになるため、利用前に公式発表や店舗情報を確認することを勧める。
まとめ
はなまるうどんの新店舗「TKMT高松本店」は、創業地である高松における業態実験の場として位置付けられ、定食や夜営業、子ども向け施設などを通じて地域の日常利用を広げる狙いが明確だ。住民は開店日以降、混雑状況や提供メニューを確認のうえ利用するとともに、地域に与える影響を見極める必要がある。