かながわ男女共同参画センター(かなテラス)は、将来の管理職候補となる女性を対象にしたセミナー「女性のためのリーダー研修(全3回)」の受講者募集を開始した。研修は神奈川・横浜の県民センターを主会場に、日程を2クール用意。管理職に必要な役割理解やチームマネジメント、コミュニケーション技術を体系的に学べる内容で、県内で働く女性や在住の女性にとって身近な学習の機会となる。
研修の概要と対象
研修は全3回構成で、講師に株式会社キャリアクリエイション代表取締役の三輪英子氏を迎え、理論と演習を組み合わせたプログラムを実施する。主な対象は、係長・主任・サブリーダー相当職にある女性や、管理職を志す女性で、受講料は全3回で1,500円と参加しやすい設定になっている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催回数 | 全3回 |
| 日程(A) | 9月4日・11日・18日(各金曜)13:00〜17:00 |
| 日程(B) | 10月7日・21日・28日(各水曜)13:00〜17:00 |
| 会場 | かながわ県民センター(横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2)※一部回はオンライン併用 |
| 定員 | 各30名程度(応募多数時は抽選) |
学ぶ内容と参加の実利
プログラムは第1回で管理職の役割とリーダーシップのあり方について自己理解を深め、第2回でチームで成果を出すためのマネジメント技術を学び、第3回で信頼関係を築くための関わり方やコミュニケーションを扱う。職場での役割変更や昇格に備えるための実務的な知識と、リーダーとしての考え方(マインドセット)の両面に配慮された構成だ。
「管理職に求められるスキルを学び、リーダーとしてのマインドを整える」
県内の企業や組織では、多様性を踏まえた人材活用が求められており、本研修はその受け皿となる人材を育てる狙いがある。受講者は理論だけでなく、職場に戻ってすぐに応用できる実践的な手法や、同じ立場の女性とのネットワーク形成といった副次的な利点も期待できる。
申し込み・優先枠・開催方式の注意点
申し込みは、かながわ男女共同参画センターの専用ページにある電子申請フォームから受け付ける。各日程ごとに締切が設定されており、Aクールは8月15日17:00、Bクールは9月11日17:00が申込締切となっている。定員を超える応募があった場合は抽選となり、神奈川県在勤・在住者や「D&Iかながわメンバーズ」企業等に勤務する応募者は抽選で優先される。
- 受講料:全3回で1,500円
- 申込方法:電子申請フォーム(かながわ男女共同参画センターホームページ)
- 問い合わせ:かなテラス 参画推進課(電話 0466-27-2117)
会場はかながわ県民センターだが、Aクールの9月11日とBクールの10月21日はオンライン(Zoom)での開催が予定されている。働き方や通勤事情に応じて通学とオンラインを組み合わせることで、地域内の幅広い参加を見込んでいる。
地域への影響と活用の観点
本研修が県内で定着すれば、女性管理職の候補層が増え、各自治体や企業での多様な人材登用が進む可能性がある。具体的には、以下のような効果が期待される。
- 中堅職員のマネジメント力向上による職場の生産性改善
- 女性リーダーのネットワーク醸成による情報共有と相互支援
- 企業側にとっては採用・育成の長期的投資につながる人材基盤強化
自治体が共催に名を連ねる点も注目に値する。相模原市や横須賀市など複数の市町と連携しているため、参加者は自市外の職場や自治体が抱える課題や先進事例に接する機会が生まれやすい。こうした横のつながりは、地域全体の人材流動性やノウハウの共有を促進する効果が期待できる。
受講を検討する際の実務的アドバイス
受講希望者は所属組織の上司と日程調整を行い、業務負荷の少ない回を選べるようにすることが望ましい。申込時の抽選に備え、複数クールへの応募を検討するのも一案だ。また、受講後に学んだ内容を職場で生かすための具体的なアクションプラン(短期・中期の目標設定)を研修内外で作成しておくと効果的だ。
なお、定員の都合やオンライン回の実施形態により、ワークショップ形式の演習の進め方が対面とオンラインで異なる可能性があるため、申し込みの際に運営側に詳細を確認しておくことを勧める。研修後に配布される資料やフォローアップの有無についても問い合わせ時に確認しておくと、職場での実践に移しやすくなる。
かなテラスの取り組みは、個々の参加者にとってはキャリア形成の一助となるだけでなく、地域の企業や自治体が抱える人材育成課題に対する公共的な解決策の一つでもある。関心のある女性は、締切日に余裕を持って申し込み、抽選やオンラインの運営方法について事前に確認することをおすすめする。