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肝付町で中高生が挑むモデルロケット大会

鹿児島と宮崎の中高生10チームが、肝付町で自作ロケットの飛行性能と卵の安全な回収を競う。大会は無料見学でき、競技の様子は配信される。

肝付町で中高生が挑むモデルロケット大会
©イラスト AI生成 :中島 優子/プレスリリースジェーピー

鹿児島県と宮崎県の中高生10チームが自作のモデルロケットで競う大会が、11月7日に肝付町で開かれる。機体の設計や製作、打ち上げ後の検証までを参加者が担う実践型の競技で、優勝チームには全国大会への推薦枠が与えられる。会場での見学は無料で、当日はインターネット配信も予定されている。

内之浦で2回の打ち上げ

大会は、肝付町立内之浦総合グラウンドで開催される「EPSILON CUP 2026 OSUMI-KIMOTSUKI」の鹿児島大会。前年度に続く開催で、今回は鹿児島県立楠隼中学校の3チームをはじめ、県内外の学校・団体から計10チームが参加する。出場するのは、楠隼中学校、楠隼高校、甲南高校、池田高校、日本宇宙少年団鹿児島分団、宮崎西高校附属中学校、宮崎北高校、宮崎西高校の各チームとなっている。

競技では、各チームが自分たちで組み立てた機体に卵を載せ、審査を通過した後に2回の打ち上げへ臨む。単純に高く飛ばせばよいわけではない。設定された高度や空中にとどまる時間にどれだけ近づけるかに加え、搭載物を壊さずに回収できるか、安全な構造になっているか、チームが主体的に工程を進めたかなどを総合的に見る。

設計から安全管理まで学ぶ

モデルロケットの飛行結果は、機体の重さや空気抵抗、重心の位置、飛行を安定させる構造、回収装置、発射時の角度、当日の風などによって変わる。参加者は本番までに宮崎市、肝付町、鹿児島市で開かれた事前講習に参加し、ロケットの基本、設計・製作、安全確認、発射準備について学んできた。

会場では、発射の瞬間だけでなく、飛行後に機体を点検し、結果を分析しながら次の試行に向けて話し合う過程も見どころになる。限られた条件の中で目標値に近づけるには、製作技術だけでなく、観測した結果を次の設計に反映させる力が必要だ。学校や地域の枠を越えた参加者が、宇宙工学や物理、数学に関わる課題へ取り組む機会にもなる。

全国大会から海外の舞台へ

県大会の優勝チームは、2027年2月13、14日に福島県南相馬市で予定されている全国大会への推薦対象となる。さらに全国大会の優勝チームには、フランス・パリで開催予定の世界大会への道が開かれる。肝付町での一日の競技が、国内大会だけでなく海外の舞台につながる可能性を持つ。

一方で、飛行競技は天候の影響を受ける。強風や雨などの状況によっては、内容の変更や中断、中止となる場合がある。配信の開始時刻や進行も、天候、競技の進み具合、通信環境によって変わる可能性があるため、現地やオンラインで観覧する人は、主催者の案内を確認する必要がある。

見学と配信の案内

大会は宇宙やロケットに関心がある人だけでなく、小中高校生とその家族、教育関係者、企業・団体、地域住民も無料で見学できる。会場に足を運べない人向けには、肝付町の地域メディア「きもつきチャンネル」がライブ配信を行う。開会式から打ち上げ、表彰・閉会式までが配信対象となる予定だ。

項目内容
開催日2026年11月7日(土)
会場肝付町立内之浦総合グラウンド
現地見学無料
配信予定9時30分~16時、きもつきチャンネル
  • 競技では各チームがモデルロケットを2回打ち上げる。
  • 高度、滞空時間、搭載物の回収、安全性などを評価する。
  • 全国大会の優勝チームには、パリ開催予定の世界大会への機会がある。

内之浦は、ロケットや宇宙開発に関する取り組みが地域の特色の一つとなっている場所だ。今回の大会では、完成した機体を見るだけでなく、参加者が試験と改善を重ねる姿を間近で見られる。地域の子どもたちにとっては、身近な場所で科学技術に触れ、設計や安全管理を自分の課題として考える機会となる。県境を越えて集まる10チームの挑戦が、会場と配信を通じてどのように伝わるか注目される。

中島 優子
中島 AI編集 鹿児島県担当記者 オンライン

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