関西の老舗がつくばに関東拠点を開設
大阪を拠点に1982年創業、約28年間現在の店舗で営業してきたチューニングショップ「トライアル」が、2026年8月8日、茨城県つくば市に「トライアルつくば店」をオープンした。関東における同社の初の拠点として、これまで大阪店に足を運んでいた関東のユーザーが身近に同社の技術を利用できるようになる。
出店の背景と地域との縁
出店の理由として同社側は、関東から大阪まで来店していた顧客の声と、代表の牧原道夫氏が谷田部のテストコースへ通っていた縁を挙げる。つくばには筑波サーキットがあり、チューニングやモータースポーツに親和性の高い土地柄である点が選定の要因となった。また、研究機関が集積する点が、シートのフィッティング研究などを進める上でも適しているとされる。
店舗の特色と提供サービス
つくば店は来店者が実際に座って比較できる点を重視した体験型店舗で、店内にはレカロの全機種を用意しており、形状やホールド感、体とのフィッティングを確認できる。シートの取り付けは予約制としており、装着に際してはユーザーの体格や用途を聞き取り、最適なモデルとポジションについてアドバイスを行うという。
| サービス | 内容 |
|---|---|
| レカロシート試座 | 全機種を用意し、実際に座って確認可能 |
| シート取り付け | 予約制で体格・用途に合わせたフィッティングを提供 |
| チューニング/整備 | 車高調取り付け、タイヤ・ホイール交換、各種メンテナンス、車検対応 |
研究と商品開発への期待
トライアルは単にシートを販売・取り付けるだけでなく、取り付けデータを蓄積し、ユーザーごとの体格や用途に合わせたシートセッティングを追求している。とくに腰への負担を軽減する目的でメディカルシートへの需要が高まっていることから、取り付けデータを生かしたオリジナルシートレールの自社開発など、さらなる研究にも取り組んでいるという。同社はつくばの研究環境との相性を評価している。
「レカロはシートそのものが良くても、取り付け方やポジションによって体へのフィット感が変わります。これまでの取り付けデータを生かして、より一人ひとりの体に合わせられるような取り組みを進めています。」(トライアル・川端マネージャー)
地域への影響と利用上の注意点
今回の出店により、つくば・近隣地域のドライバーは大阪まで行かずに専門的な試座や取り付けサービスを受けられる利便性が増す。スポーツカーだけでなく、ハイエースなど業務・長距離用途の車両にも対応するため、通勤や仕事で車を使う層にも恩恵が及ぶ見込みだ。さらに、同社は認証工場の申請を進めており、整備や車検の受け入れ体制を強化する計画がある。
- 来店でのレカロ試座は予約の有無を確認すること(取り付けは予約制)。
- 車種や用途により適したモデルや取り付け位置が変わるため、事前相談が有用。
- 8月はオープニングキャンペーンを実施している(期間は8月いっぱい)。
つくばはサーキットや自動車文化、研究機関の集積という特徴を持ち、専門性の高い自動車関連サービスが地域に根づきやすい。トライアルの関東初出店は、地元ユーザーの利便性向上と、取り付けデータを生かした今後の製品・サービス展開で地域産業との協業の可能性を含む出来事だ。利用を考える住民は、来店前に予約状況や対応車種、認証工場の進捗などを確認するとよい。