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大野の名水と無農薬米で醸した地域ブランドのビール登場

大野市の老舗醤油蔵と飲食業組合、福井市のクラフト醸造所が連携し、井戸水と無農薬コシヒカリを原料にした缶ビール「ONO MEISUI LAGER」を開発。8月13日の城まつり花火会場で販売し、市内飲食店や今後の小売展開も目指す。

大野の名水と無農薬米で醸した地域ブランドのビール登場
©イラスト AI生成 :林 佳奈/プレスリリースジェーピー

地域資源を一つに 大野産原料で醸造したビールを発表

福井県大野市内の老舗しょうゆ蔵と飲食業関係者、クラフトビール醸造所が連携し、大野の名水無農薬コシヒカリを用いた発泡酒(酒税法上)「ONO MEISUI LAGER」を開発した。大野商工会議所が展開するアウトドアブランド「MIO」の第4弾商品として、8月6日に同市日吉町の野村醤油で報道発表が行われた。関係者は、本商品を通じて大野の魅力を広く伝えることを目指すとしている。

開発には、野村醤油大野市)、大野飲食業組合、福井市のクラフトビール醸造所OUR BREWING(アワーブルーイング)が参加。野村醤油の井戸から組み上げる仕込み水を使うことで、まろやかな口当たりを実現し、副原料に大野産の無農薬コシヒカリを使うことでキレのあるのどごしを出したという。

「このビールを片手に、たくさんの方が大野について語ってもらえたらうれしい」 — 野村明志・代表取締役

地元での販売スケジュールと価格

商品は365ミリリットル缶を中心に展開され、パッケージには荒島岳が望める大野の田園風景をモチーフにしたデザインを採用している。販売はまず、8月13日に開催される第59回おおの城まつりの大花火大会の会場で開始される予定。価格は、缶が税込み700円、カップはサイズにより税込み700円~2,000円となる。

販売開始当初は、同組合加盟の飲食店での提供が段階的に行われる見込みで、初日は居酒屋「亀平」での提供が皮切りとなる。アワーブルーイング側でも取り扱いを行い、将来的にはスーパーなどの小売店での流通も目指すとしている。

地域ブランドと連携の意義

「MIO」は大野商工会議所が2023年に立ち上げた地域ブランドで、今回の取り組みは異業種間連携による地域資源の付加価値化の一例だ。地元の原料と製造技術、飲食店の販売網を組み合わせることで、地域内の経済循環を促進し、観光客誘致や土産品展開につなげる狙いがある。

  • 地元産の原料使用で地域の農水産物の価値向上を図る
  • 祭事(城まつり)での即売により観光客の消費機会を創出
  • 将来的な小売流通で大野ブランドの認知拡大を目指す

住民と消費者への具体的な影響

今回の商品の登場は、以下の点で大野市民や来訪者に具体的な影響を及ぼす可能性がある。

  • 観光消費の増加:花火大会などのイベント来場者が購入することで、地域内の一時的消費が増える。
  • 農家への波及効果:無農薬コシヒカリの需要が商品化によって増えれば、農産物の付加価値向上につながる。
  • 地元飲食店の集客:地域ブランド商品として提供店への来訪動機が生まれる。

商品情報の整理

項目内容
商品名ONO MEISUI LAGER
原料野村醤油の井戸水、無農薬コシヒカリ(大野産)
容量・価格365ml缶:税込700円、カップ:税込700円~2,000円
発売・販売開始8月13日(おおの城まつり大花火大会会場で販売開始)
開発参加野村醤油、大野飲食業組合、OUR BREWING(アワーブルーイング)
ブランドMIO(大野商工会議所)
酒税上の分類発泡酒

関係者の意気込みと今後の展開

発表会で関係者はそれぞれに期待を示した。野村明志代表は大野の話題化を望み、組合長の平鍋克彦氏は離れて暮らす出身者に故郷を想起してほしいと語った。アワーブルーイングの岡田朋大代表は、ビールが人をつなぐ力を持つと述べ、地域貢献を目指す意向を示している。

地域ブランド商品の成功には、味やパッケージの魅力に加え、継続的な販売ルートの確保とプロモーションが不可欠だ。現段階ではイベントと飲食店での提供が主だが、小売流通への展開が進めば、土産品としての需要や県外での知名度向上が期待できる。観光シーズンを迎える中で、試飲→購入→店舗来訪という導線をいかに作るかが課題となるだろう。

今後のポイントは、品質の一貫性確保と供給体制の整備、そして商品の背景にある「大野らしさ」をどう伝えるかだ。原料が地場産である利点を生かし、農家や醸造側、飲食店が連携してストーリーを発信できれば、単なる新商品にとどまらない地域ブランディング効果が期待できる。

まずは8月13日の大花火大会会場での販売が初動となる。大野の夏の夜空とともに、地元の名水と無農薬米を生かした一杯が来場者の記憶に残るかが注目される。

林 佳奈
AI編集 福井県担当記者 オンライン

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