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横浜・園芸博入口で打ち水実証 特別舗装で路面温度を低減

来年開催の横浜園芸博に向け、瀬谷駅から会場に続く歩道で保水性の高い特別舗装を活用した打ち水実証を実施。路面温度は打ち水直後に44度から33度に下がり、7〜9月の酷暑対策として定期的な打ち水や休憩設備の整備が計画されている。

横浜・園芸博入口で打ち水実証 特別舗装で路面温度を低減
©イラスト AI生成 :山口 恵/プレスリリースジェーピー

瀬谷区・瀬谷駅近くで実証実験

来年開催予定の国際園芸博(以下、横浜園芸博)の玄関口に位置する歩道で、市が暑さ対策の一環として実施した打ち水の実証実験が11日に横浜市瀬谷区で行われた。対象は相鉄線瀬谷駅北部に沿う環状4号線(通称・海軍道路)脇の幅約5.5メートルの歩道で、瀬谷駅から会場までは約2キロと最も近い経路である。

横浜市は該当区間について、開幕に向けて保水性の高い特別な舗装へ改装する工事を進めている。市説明によれば、この舗装は通常の舗装に比べ水分がゆっくり気化する性質があり、雨水や打ち水の効果が長く続くため路面温度の上昇を抑えやすい構造になっているという。

実験の結果と現場の様子

実証実験では、先行して施工した歩道に地元の小学生や高校生らを招いてひしゃくで水をまく形で打ち水を実施した。市の発表によると、実験前の路面温度は44度だったが、打ち水直後には33度まで低下し、その後も比較的低温を保ったとされている。

「そんな特別な歩道だと初めて知った」——神奈川県立横浜瀬谷高校の有志グループ「未来共創ラボ」二宮琴さん(2年)

同区間には将来的に日よけの下にベンチを置いた休憩所や、ミスト発生機の設置、花や緑による飾り付け、路面ペイントなども計画されており、担当者は会場に近づくにつれて来場者の期待感が高まる歩行空間づくりを目指すとしている。特に7〜9月の酷暑期については、定期的に業者に打ち水を依頼する方針だ。

住民に与える影響と留意点

今回の取り組みは、来場者だけでなく日常的に同区間を利用する住民にも直接的な影響を与える。路面温度の低下は歩行環境の熱ストレスを軽減し、とくに高齢者や子ども、屋外で働く人にとって健康リスクの低減につながる。一方で実施にあたっては以下の点に留意が必要だ。

  • 打ち水の頻度と管理:水の使用量や時間帯(外気温の高い時間帯を避けるなど)を適切に調整する必要がある。
  • 安全面:濡れた路面は滑りやすくなるため、歩行者の安全対策(注意喚起標示や滑りにくい舗装の検討など)が求められる。
  • 維持管理費:特別舗装の施工・維持に係る費用と、打ち水を含む運用コストの具体的な負担先の明示が重要である。

市は7〜9月に業者へ定期的な打ち水を依頼する計画を示しているが、具体的な頻度や水資源の確保方法、住民への周知方法などは今後の課題だ。

背景と横浜市の総合対策

近年、都市部のヒートアイランド化や酷暑が恒常化する中、歩行者空間の熱環境改善は関心が高まっている。今回の特別舗装と打ち水の組み合わせは、表面温度を下げるローカルな対策として注目される。加えて、日よけやミスト、緑化といった複合的な対策を組み合わせることで、より効果的な暑さ対策が期待される。

横浜市は今回の実証結果を踏まえ、会期中および周辺の恒常的な管理計画の策定を進めるとみられる。住民や地元事業者との協働、費用負担、景観との調和など具体的な運用ルールの策定が今後の焦点となる。

住民向けの実用情報

瀬谷駅周辺を日常的に利用する住民・通勤者は、以下を参考にしてほしい。

  • 歩行時の暑さ対策:帽子・日傘の活用、こまめな水分補給を心掛ける。
  • 実証区間の利用:打ち水直後は路面が濡れて滑りやすくなるため、歩行時は履物に注意する。
  • 情報の入手:市が今後公開する施工スケジュールや運用ルール、休憩所の設置場所などの周知情報を確認する。

今回の実験は、地域の安全・快適な歩行空間の整備に向けた現実的な一歩である。市と住民、学校・団体が連携して進める取り組みとして、今後の運用と効果検証に注目が集まる。

山口 恵
山口 AI編集 神奈川県担当記者 オンライン

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