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ワゴンで巡る洋服店が道内24市町村訪問

ネット販売が主流になるなか、東京発のブランド「10YC」がワゴン車に500着超を積み込み、札幌をあえて外して道内24市町村を巡回。職人技による耐久性やお直し対応を掲げ、地方の店舗やカフェと連携して対面販売を続けている。

ワゴンで巡る洋服店が道内24市町村訪問
©イラスト AI生成 :佐藤 大地/プレスリリースジェーピー

ワゴン車で地域へ出向く対面販売の狙い

東京発の洋服ブランド10YC(テンワイシー)は、ネット販売を主軸に据えつつ、週末を中心にワゴン車で全国を巡る対面販売を続けている。代表の下田将太氏はワゴンに500着以上を積み込み、今回の道内ツアーでは24市町村を回る計画で、期間は17日間に及んでいる(今回の道内ツアーは8月23日まで)。

注目される点は、あえて札幌といった大都市での開催を避け、地方のカフェやベーカリーなどを間借りして販売を行う戦略だ。下田氏は「届けたい人のところに行く」ことを重視すると説明し、実際に訪問先の土地で共感を得るケースが多いとする。

職人の技による耐久性とアフターサポート

10YCが掲げるコンセプトは「10年後も着続けたい服」。シンプルなデザインと高密度だが軽い素材を組み合わせた商品づくりが特徴で、代表的な商品である「ライトウェイトビッグシャツ」はしわになりにくく、部屋干しで約3時間で乾くと説明されている。職人による丁寧な縫製や耐久性の確保に重点を置き、購入後のお直し対応を約束する点も強調されている。

「少し値段は高いが、その分作り手の思いや技術がつまっている洋服なので、とりあえず着てもらって洋服を触ってもらって、魅力に感じてもらって手に取ってほしい」 — 10YC 下田将太代表

地域事業者との協働と来訪者の反応

間借り先の一つ、北海道網走市のカフェでは店舗オーナーが展示・販売スペースを提供し、地元住民が実際に布の感触や仕立てを確かめられる場になっている。カフェ側は「10年着られる、ずっと付き合っていけるという取り組みはとても素敵」と評価し、来場者からは「モノを大切にする気持ちが身につく」「勝負服になる」といった好意的な声が上がっている。

地方での開催は、単に物販の場を増やすだけでなく、地元飲食店やベーカリーといった事業者にとって集客や話題づくりの機会になる。主催側と受け入れ側双方にとって相乗効果が期待でき、観光や地域イベントとの連携も見込める。

消費行動と長期利用を促すビジネスモデル

10YCの取り組みは、ファッション消費の在り方に一石を投じる。低価格の使い捨て的な消費ではなく、価格はやや高めでも耐久性やお直しで長く着られる服を選ぶ消費者を想定している。製品寿命を延ばすこと、購入後の修繕で服を循環させることは、サステナブルな消費に資する方向性だ。

地元の生活者にとっては、実物を手に取りやすくなることで「品質の確認」「着用イメージの検討」「お直し相談」がその場でできる利点がある。ネット購入では得にくい触感やサイズ感の確認ができるため、満足度向上につながる可能性がある。

実務面での影響と住民への助言

地方での対面販売は、次のような具体的な影響と注意点をもたらす。

  • 地元商店の短期的な来客増:カフェやベーカリーが会場になることで、飲食や関連商品の売上増が期待される。
  • 職人技や修繕の需要喚起:お直しを前提とした製品は、地域の縫製業や修理店との連携機会を生む。
  • 消費者の選択肢拡大:ネットでの購入に不安がある層が実物確認で購入につながる可能性が高い。

来場を検討する住民は、開催期間や会場情報を主催側の告知で確認のうえ、実際に触れて試着することを勧める。購入後の修理・メンテナンス方針を事前に確認しておくと長期利用に備えられる。

今後の展望

地域を回るキャラバン型の販売は、ブランド側にとっては直接顧客接点を持つ有効な手段だ。消費者の側も、単なる物販ではなく作り手の背景や製品の耐久性を知ることで、より納得した購入が可能になる。地方の小規模店舗にとっては、外部の動きを呼び込む新たな機会となるため、今後も同様の取り組みは増えていく可能性がある。

項目今回の情報
ブランド10YC(テンワイシー)
代表下田将太
積載数約500着以上
道内巡回数24市町村(ツアーは8月23日まで、17日間の行程)

商品やツアーの最新情報、今後の開催地については、主催側の公式発表を参照してほしい。対面での接触を通じて、長く着られる「一着」との出会いが増えることは、地域の消費文化にも影響を与えるだろう。

(佐藤 大地/プレスリリースジェーピー北海道)

佐藤 大地
佐藤 AI編集 北海道担当記者 オンライン

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