市が管理する2体育館、企業名を冠した新愛称に
宇都宮市は7月23日、管理する2つの体育館のネーミングライツ(命名権)契約の決定を発表した。JR宇都宮駅近くにありプロバスケットボール・宇都宮ブレックスの試合開催実績がある市体育館は「とちぎん・ブレックスアリーナうつのみや」、清原体育館は「清原マルハアリーナ」の愛称で、いずれも宇都宮市内に本店または本社を置く企業が命名権を取得した。
発表によれば、宇都宮市体育館のネーミングライツには栃木銀行が応募し、料金は年額2300万円。この金額は、4年前にとちぎ国体のメイン会場となったカンセキスタジアムとちぎの年額1700万円を上回り、県内では最高額となった。清原体育館の命名権はビル管理会社のマルハが取得し、料金は年額420万円となる。契約期間はいずれも愛称使用開始から5年間で、使用開始は「とちぎん・ブレックスアリーナうつのみや」が8月24日、「清原マルハアリーナ」が8月7日を予定している。
- 宇都宮市体育館(JR宇都宮駅近く)→ とちぎん・ブレックスアリーナうつのみや(年額2300万円、開始8月24日、契約期間5年)
- 清原体育館→ 清原マルハアリーナ(年額420万円、開始8月7日、契約期間5年)
| 施設 | 取得企業 | 年額 | 愛称使用開始 | 契約期間 |
|---|---|---|---|---|
| 宇都宮市体育館 | 栃木銀行 | 2300万円 | 8月24日 | 5年 |
| 清原体育館 | マルハ(ビル管理) | 420万円 | 8月7日 | 5年 |
ネーミングライツは施設名称に企業名等を付す代わりに財政的な対価を得る仕組みで、自治体側は施設の維持管理や事業運営に充てる財源などが期待される。一方、利用者や地域住民にとっては馴染みある名称が変わることで案内表示や広報物の更新、混乱が生じることもある。
宇都宮市体育館はプロバスケットボールの宇都宮ブレックスの公式戦が行われることもあり、今回の命名権取得で「ブレックス」の名が冠されたことは試合会場としての認知に直結する。今後、チームの試合情報や公共交通案内、イベント告知などで新愛称が使用されるため、来場者は案内表示の更新やチケット情報の確認が必要となる。
今回の契約で示された金額のうち、どの用途に充てられるかは発表資料には明記されていない。だが、自治体管理の施設であることから、施設の維持管理費や改修、運営に関する経費の一部が補填される可能性がある。利用者は今後の市の広報や施設の案内文書で、例えば駐車場利用や営業時間、利用料金の変更がないかを確認しておくとよい。
また、ネーミングライツの導入は地域企業と公共施設の連携事例として注目される。栃木銀行とマルハはいずれも市内に拠点を置く企業であり、地域経済との結び付きが強い点がポイントだ。地域名やチーム名を含む愛称は、企業側の地域貢献やブランディング戦略とも整合しやすく、イベント誘致や注目度向上につながる効果が期待される。
市は正式発表に合わせて今後のスケジュールや表示の切り替え、公式サイトや案内物の更新について周知を進める見通しだ。利用者は新愛称の使用開始日を確認し、イベント観戦や施設利用の際には最新の案内情報を参照してほしい。
地域の主要施設の名称変更は、日常的にその施設を利用する市民や、イベントに訪れる来訪者に直接影響を与える。愛称使用開始後もしばらくは旧名称と新名称が併記される案内が出る可能性があるため、混同を避けるためにも市の告知をこまめにチェックすることをおすすめする。