アットホーム調査:右京区が総合1位に
不動産情報サービスのアットホームが発表した、2026年4月1日〜6月30日の物件詳細ページのPV数を基にした「賃貸・街ランキング(京都府編)」で、総合1位は京都市右京区となった。シングル、カップル、ファミリーといった居住タイプ別でも上位に顔を出し、広い世代やニーズで注目を集めている。
「総合1位は「京都市右京区」でした。
右京区は嵐山や太秦といった観光資源と、住宅地としての落ち着きが共存する地域だ。区内には大学、商業施設、医療機関が点在し、JR山陰本線や京福電鉄など交通手段も複数ある。こうした要素が、物件閲覧の多さに結びついたと分析される。
タイプ別の上位と地域の特徴
ランキング全体では
- 総合1位:京都市右京区 — 多様な居住ニーズに対応
- シングル1位:京都市下京区 — 京都駅周辺の利便性が強み
- カップル1位:京都市南区 — 商業施設と住宅地のバランス
- ファミリー1位:京都市伏見区 — 広い住宅供給と交通の便が評価
それぞれの区が持つ特性が、閲覧数につながっている。下京区は京都駅を中心とした交通・商業の結節点であり、単身者向け物件の検索頻度が高い。南区は大型商業施設や物流拠点が近く、カップル層が求める1LDK〜2DKの物件の注目が高かった。伏見区は面積と人口が大きく、ファミリー向け物件の選択肢が豊富である。
住民目線での影響と留意点
今回のランキングは物件詳細ページのPV数を指標としているため、必ずしも成約数や家賃水準の高さを直接示すものではない。だが、閲覧が多いということは情報を求める需要が集まっていることを意味し、以下の点で住民や転居希望者に影響を与える。
- 賃貸市場の注目エリアに入れば、空室が埋まりやすくなる一方で競争が激化し、条件交渉の余地が減る可能性がある。
- 閲覧数増加に伴い、不動産会社が新規物件やリノベーション物件を投入しやすくなるため、選択肢が増える利点がある。
- 利便性の高い駅近や商業集積地では家賃相場の変動に注意が必要。特に単身者向けは短期の需要変動を受けやすい。
自治体や地域のまちづくりにとっても、どの地区に居住ニーズが集中しているかは重要だ。人口構成や子育て支援、交通インフラ整備の優先度付けに影響を与える可能性がある。
データで見る上位地域(抜粋)
| 順位 | 市区 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 1 | 京都市右京区 | 嵐山・太秦、住宅地と観光地の共存 |
| 2 | 京都市下京区 | 京都駅周辺、単身者向け物件の需要高 |
| 3 | 京都市南区 | 商業施設(イオンモールKYOTO)と住宅地 |
| 4 | 京都市伏見区 | 人口規模が大きくファミリー向けが中心 |
(出典:アットホーム ― 調査期間 2026年4月1日〜6月30日)
これから住まいを探す人への実務的アドバイス
ランキング結果を物件選びに活かす際は、以下を確認しておくと良い。
- 実際の家賃相場と、希望する間取り・広さの物件数を物件検索サイトで比較する。
- 通勤・通学の時間帯における交通アクセスや混雑度を現地で確認する。
- 生活利便性(スーパー、医療機関、教育施設)の位置関係を地図で把握しておく。
今回の調査は閲覧数に基づく指標であり、実際の賃貸動向や成約価格は別の要因も絡む。だが、地域の関心度を示す先行指標としては有用で、転居検討時には地域選びの手掛かりになる。
京都府内の各区は特色が明確で、利便性を重視するか、落ち着いた生活環境を求めるかで適地が変わる。ランキングを参考に、自分の生活スタイルに合った地区の情報を深掘りしてほしい。
(石川 真央、プレスリリースジェーピー 京都府担当)