ものづくりの現場を公開 大津の企業も参加
県内の製造業の現場を一般に公開するイベント「しがオープンファクトリー2026」が、8月19日から9月26日まで県内22カ所で開かれる。昨年に続く2回目の開催で、大津市内の企業も参加し、実際の製造工程の公開や体験型ワークショップを通じてものづくりの魅力を伝える取り組みだ。
大津での実施内容と参加企業
大津市では日伸工業が参加し、大型プレス機の見学と、来場者が作業体験として参加できるオリジナルキーホルダー作りのワークショップを行う。県内他地域では、守山市の神港精機が真空実験装置を用いたサイエンスショー、野洲市の日野精機が金属板から製品になるまでの工程見学を実施する予定となっている。
開催の目的とこれまでの反応
主催する滋賀県商工政策課は、ものづくり企業の認知向上や将来的な人材確保、地域産業の活性化を目的に掲げる。初回の「しがオープンファクトリー2025」には延べ約3500人の参加申し込みがあり、実際の現場見学や体験を通じて若年層の職業選択や地域産業への関心を高める狙いがある。
「実は私たちの身近なところで、滋賀の製品や技術が活躍していることや、作り手のものづくりにかける思い、ものづくりの面白さや魅力を知ってもらいたい」と滋賀県商工政策課の清水笑子さんは話す。
住民にとっての意義と影響
大津の住民にとって、身近な企業が公開されることは複数の利点がある。まず、子どもや学生が実際の機械や作業を目にすることで職業理解が深まり、地元就業への関心が高まる可能性がある。次に、地場産業の見える化によって地域経済の理解が進み、消費や地元企業への支持につながる。さらに、公開を機に地域内外から来訪者が増えれば、周辺の飲食・小売業にも波及効果が期待される。
参加方法と注意点(大津の住民向け実用情報)
参加対象は原則として小学生から大学生までで、企業ごとに実施内容や対象学年が異なる。参加は事前申し込み制で、申込締切は8月2日。応募が多数の場合は抽選となる。大津で実施される日伸工業のプログラムについては、作業現場への立ち入りや工具の扱いなど安全面の配慮がなされるが、体験内容によっては保護者同伴を求められる場合があるため、事前の案内をよく確認してほしい。
- 日程:8月19日~9月26日(県内22カ所)
- 申込締切:8月2日(事前申し込み制、抽選あり)
- 対象:小学生~大学生(企業ごとに条件あり)
- 大津参加企業の例:日伸工業(大型プレス機見学、キーホルダー作り)
保護者・学校関係者への提言
教育関係者や保護者には、校外学習や職業教育の一環としての活用を提案したい。実際の職場での見学・体験は、教室だけでは得られない職業理解を促し、進路選択の重要な手がかりになる。学校単位での参加や、近隣の中高生への周知を図ることにより、より多くの若者が地元産業に触れる機会が生まれるだろう。
地域経済への期待と今後の課題
オープンファクトリーは短期的には来場者の増加や企業のPRに寄与する。中長期的には、地元企業の魅力発信を継続し、若年層の地元就職や技術人材の確保につなげることが課題となる。参加企業側にも、見学受け入れ体制の整備や安全教育、体験プログラムの充実といった準備が求められる。行政・企業・教育機関が連携して、定期的な開催や効果測定を行うことが重要だ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催期間 | 8月19日~9月26日 |
| 参加箇所 | 県内22カ所(大津含む) |
| 申込締切 | 8月2日(事前申し込み制) |
| 対象 | 小学生~大学生(企業ごとに異なる) |
| 昨年の参加申込数 | 延べ約3500人 |
大津の住民は、家族での参加や学校での紹介を通じて、地元のものづくりを直に感じる機会を持ってほしい。開催に関する最新の詳細や各社の募集要項、申し込み方法は主催者の案内を確認のうえ、余裕を持って手続きを行うことを勧める。
(取材・文/阿部 竜也 プレスリリースジェーピー 大津支局)