別府駅周辺でニカソーを楽しむ期間限定イベント
大分県日出町に本社を置く二階堂酒造は、8月21日(金)から30日(日)までの10日間、別府市中心部、別府駅周辺で期間限定イベント「ニカソー横丁in別府」を開催する。地元商店街と連携し、二階堂のソーダ割りである“ニカソー”を提供する飲食店で限定メニューを展開、回遊性の高い催しとして観光客と地元住民双方の来街を促す。
狙いと運営体制
主催は二階堂酒造。後援に別府市、べっぷ駅市場、別府駅前通商店街振興組合、別府やよい商店街振興組合、別府銀座商店街振興組合が名を連ね、地域側と連携した形で実施される。イベントは飲食店での提供を軸にスタンプラリーやオープニングイベントを組み合わせ、商店街内を歩き回ることで飲食店の利用を促進する設計だ。
参加の仕組みと賞品
対象店舗で限定メニューとニカソーを注文するとスタンプが1つ押され、スタンプを3つ集めると抽選に参加できる。景品はJTBのえらべるギフトや公式グッズ、ニカソー関連アイテムなどで、来街のインセンティブを高める構成となっている。
| 実施期間 | 8月21日(金)〜8月30日(日) |
|---|---|
| 会場 | 別府駅周辺(別府市中心部の商店街) |
| 主な企画 | 限定メニュー提供、スタンプラリー、オープニングイベント |
オープニングとステージ
初日となる8月21日午後6時からは、トキハ別府店1階ブルーテラスでオープニングイベントを開催。地元アーティストによるステージが予定されているほか、来場者にはニカソーが一杯無料で振る舞われる。会場は商店街の導線と近接しており、セレモニー後の流れで周辺飲食店の利用につなげる狙いだ。
「乾杯セレモニー」
商店街・観光への影響
別府は温泉観光地として国内外からの来訪が多い一方、駅周辺や商店街の滞在時間延長や夜間回遊は課題となってきた。今回のイベントは、地域資源である地元酒造と商店街を結びつけることで、観光客が夜間の飲食店を利用しやすくする仕組みを作る点に特徴がある。地元飲食店にとっては、イベント期間中の集客機会となり、飲食需要の平準化や新規顧客獲得が期待される。
参加者への実用情報
- 開催期間:8月21日〜8月30日
- 会場:別府駅周辺の参加店舗およびトキハ別府店1F(オープニング)
- 参加方法:対象店舗で限定メニューとニカソーを注文してスタンプを獲得
スタンプラリーの景品は、JTBえらべるギフト、ロサンゼルス・ドジャース公式グッズ(抽選で5名)、ニカソーグラスや各種ニカソー関連グッズなど複数が用意されている。景品構成は来街の動機付けとして有効で、特に観光客の土産需要を取り込む効果が見込める。
背景と地域性
二階堂酒造は日出町で1866年創業、麦焼酎で知られる蔵元であり、地元産業と観光を結びつける取り組みを継続している。地元資源を観光コンテンツとして打ち出す試みは、観光地の滞在時間延伸や商店街の売上向上に寄与する可能性が高い。別府市内では温泉を中心とした観光集客がある一方で、駅周辺の回遊性向上は長年の課題であり、地域連携によるイベントはその打開策の一つとなる。
運営上の留意点
飲酒を伴うイベントであるため、各参加店や主催者には未成年者の飲酒防止、飲みすぎ対策、混雑時の安全管理といった運営上の配慮が求められる。また、観光客と地元住民が混在する場でのマナー啓発や、ゴミの分別と回収体制の強化も必要だ。主催側はこれらの点について、各店舗や関係団体と連携して周知・対応していくことが期待される。
別府市の商店街にとって、夏の観光需要を確実に取り込むための試行的な取り組みとして注目される今回の「ニカソー横丁in別府」。来街者は公式ウェブサイトや店舗で提供される情報を確認のうえ、地元の飲食店を回る際は歩行者や近隣住民への配慮を心がけてほしい。
(取材・文/松田 理恵)