企業と地元が連携、食体験でドリンク文化を提案
大塚食品は6月30日、三重県桑名市のはまぐりプラザを拠点に、無糖紅茶飲料「シンビーノ ジャワティ ストレート」(以下「ジャワティ」)を軸にした体験型イベントを開き、農業・漁業関係者や地域の料理人など約40人を招いた。イベントは、人気ラーメン店「飯田商店」との協業で地域食材を使ったラーメンを提供する内容で、バスツアーで生産地を巡る行程を含め、参加者にドリンクと食事を合わせて味わってもらうことを狙った。
主催者側は「食事の際に『ジャワティ』という選択肢を根付かせたい」という狙いを明確にしており、製品名に込めたノンアルコールのテーブルドリンクという発想や、食事とコミュニケーションを豊かにするというコンセプトを体験を通じて伝えた。
「最終的には、食事の時に『ジャワティ』という文化を目指していきたい」
味覚リセットの科学を実体験で確認
「ジャワティ」はポリフェノールを含む点を訴求し、同社によれば製品のレッドは500mlあたり300mg、ホワイトは500mlあたり250mgのポリフェノールが含まれる。ポリフェノールには口腔内の味の感覚をリセットする作用があるとされ、食事の合間に飲むことで口の中をすっきりさせ、次の一口をより明確に感じられるとしている。
イベントでの試食に際して、飯田商店の店主は「味がわかりやすくなる」として日常的にジャワティを飲んでいることを明かし、繊細な風味のラーメンにおいても味の区切りがつくとの感想を示した。参加した料理人や生産者は、ドリンクと食材の相性を直接確かめることで、製品理解が深まったとされる。
地域にもたらす意義と今後の展開
今回の企画は、2014年発売からのブランド周年を機に始まった飯田商店との協業の延長線上にあり、桑名での開催は関東以外での初実施となる。バスツアー形式で生産地を回り、生産者が素材に込める思いを直接語る場を設けた点は、単なる製品プロモーションに留まらない地域連携の側面を持つ。
地元にとっての主な効果は次の通りだ。
- 地元食材の付加価値向上:料理人の意見やメディア露出が生産者の認知度向上につながる
- 観光・体験型誘客の促進:バスツアー形式は訪問者の滞在時間延長と地域消費増に寄与する
- 飲食店と食材産地の新たな連携:メニュー開発や共同プロモーションのきっかけとなる
消費者と事業者に向けた実用情報
食品事業者や飲食店にとって、今回のような企業と人気店、そして生産者を結ぶ場は、商品のブランディングだけでなく、メニュー開発や食材選定の検証機会となる。消費者側は、食事と合わせるドリンクを意図的に選ぶことで食の体験が変わることを知る好機だ。
具体的な留意点としては、製品の機能性(ここではポリフェノールによる味覚のリセット)を体験に結びつける際、飲用方法や食品との組み合わせによって感じ方に差が出るため、複数のサンプルや段階的な試食を取り入れると理解が深まりやすい。
データ:ジャワティのポリフェノール含有量
| 製品区分 | 500mlあたりのポリフェノール量 |
|---|---|
| レッド | 300mg |
| ホワイト | 250mg |
大塚食品は今回の好評を受け、体験型の取り組みを継続しており、地域を舞台にした開催は今後も地元経済や観光資源の活用につながる可能性がある。地元生産者や飲食関係者は、こうした機会を活かして素材の価値を外部に伝える仕掛け作りを進めることが期待される。
桑名で開かれた今回のイベントは、地元素材と外部ブランドの接点を創出し、食の楽しみ方を再考させる試みとなった。今後も同様の協業が地域の振興につながるか、関係者の取り組みと結果が注目される。