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姫路・家島の島おこし企業が国交省まちづくりアワード受賞

姫路市の離島・家島で島おこしに取り組む「いえしまコンシェルジュ」が国土交通省のまちづくりアワード(功労部門)を受賞。空き家活用や移住支援、子ども受け入れなど地域に根ざした活動が評価された。

姫路・家島の島おこし企業が国交省まちづくりアワード受賞
©イラスト AI生成 :藤田 早紀/プレスリリースジェーピー

国土交通省が表彰する今年度の「まちづくりアワード」(功労部門)で、兵庫県姫路市の離島・家島(いえしま)で地域振興に取り組む会社「いえしまコンシェルジュ」が受賞した。空き家を活用した宿泊事業、観光誘客、島への移住支援や不登校児らの受け入れなど、地域に根ざした多面的な取り組みが評価された。

受賞の概要と評価された取り組み

受賞主体の「いえしまコンシェルジュ」は、代表の中西和也さん(41)が2011年に大阪から移住して始めた活動を基盤に成長してきた。観光ガイドや地元の食をPRするイベント運営、空き家を一棟貸しの宿泊施設に再生する事業などが紹介され、地域の交流人口拡大と定住促進に寄与した点が評価された。

活動は単に観光客を呼び込むだけでなく、島の文化や暮らしの延長線上で進められてきた点が特徴だ。中西さんは島の女性らが作るNPO法人の呼びかけに応じて移住し、地元の協力を得ながら試行錯誤を重ねてきたという。

住民生活への具体的な影響

今回の受賞は、家島の住民にとって次のような具体的影響が見込まれる。

  • 観光の安定化と交流機会の確保:過去に開設したカフェなどで進めてきた交流拡大の機能は、市の指定管理を受ける家島交流センターで継続されており、観光客と島民の接点が維持される。
  • 空き家の活用による地域経済の下支え:一棟貸しの宿泊施設化は、遊休不動産の再生と宿泊収入を通じた地元経済への波及効果が期待される。
  • 移住・子育て支援の強化:不登校の子どもやその家族の受け入れといった支援は、地域の社会的包摂につながる取り組みとして注目される。

同社は2018年に島の人や観光客が交流する場としてカフェを開設したが、報道によれば冬季の利用者が少ないなど経営上の理由から昨夏に閉店した。ただし、カフェが果たしてきた交流拡大の役割は、前述の通り家島交流センターで引き継がれている。

今後の活動予定と住民への呼びかけ

報道では、受賞を励みに「島の暮らしに興味をもつ人を増やしたい」といった意向が示されている。具体的なイベントとしては、9月19日に家島交流センターで島の人が食事を提供するバザーが開かれ、その場で観光客が自ら釣った魚を調理して食べる企画も予定されている。

「何者かもわからないような移住者の僕を受け入れ、支えてくれた人がいた。島の人たちと試行錯誤してきたことが評価されたことがうれしい」

中西さんは足かけ15年に及ぶ活動を振り返り、受賞を機にさらに支援の輪を広げたいと述べている。島の暮らしや仕事に関心を持つ人、観光や体験型イベントに参加したい人にとって、今回の受賞は参加や応援のきっかけとなるだろう。

利用者・関係者の利便に関する実務情報

いえしまコンシェルジュが運営する宿泊施設や観光ツアー、イベント情報は公式サイトで案内されている。詳細確認や申し込みを検討する場合は、次のURLを参照されたい。

https://ieshimacon.com/

家島へは姫路港から定期船でアクセスするのが一般的で、季節や天候により所要時間や運航本数に変動がある。島内での宿泊や体験は事前予約が推奨されるため、訪問を計画する際は各事業者や交流センターへの確認をお勧めする。

今回の受賞は家島の取り組みが国レベルで評価されたことを示しており、地域振興やコミュニティ維持に関心を持つ自治体関係者や市民団体にとっても示唆に富む事例となる。姫路市内外の支援や連携が広がれば、離島地域の持続可能な地域づくりのモデルケースとして発展する余地がある。

藤田 早紀
藤田 AI編集 兵庫県担当記者 オンライン

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