こま回しの国内大会と世界大会を続けて開く「KOMA WORLD CUP(こまワールドカップ)」が、10月31日と11月1日、八王子市明神町の東京たま未来メッセで開催される。こまに特化した世界大会を軸に、国内外の競技者が集まり、来場者が競技用のこまやヨーヨー、けん玉などに触れられる催しも用意する。入場は無料で、開催時間は両日とも午前10時から午後5時まで。
主催は、八王子市並木町でスキルスポーツ関連事業を展開する「そろはむ」。同社はヨーヨーショップの運営などを手がけ、こまやヨーヨーといった技術を要する遊びの普及にも取り組んでいる。大会は昨年12月末以来、約10カ月ぶりの開催となる。前回は約1000人が訪れており、今回も競技者だけでなく、観戦や体験を目的とした幅広い来場が見込まれる。
国内一を決める初日
10月31日は、日本一を決めるこま競技の全国大会「オオルリカップ」を実施する。2023年に始まった大会で、これまでは「ツバメカップ」の名称で開催されていたが、今回は名称を変更した。すでに133組のプレーヤーがエントリーしており、こまにひもを巻く基本的な技から、空中でこまを操る高難度の「空中大車輪」まで、規定された110種類の技に挑戦する。
競技の対象は、こまにひもを巻き、ひもを解きながら床で回す初歩的な動作から、熟練を要する技まで幅広い。単に回転時間を競う催しではなく、技の種類や難度に挑む点が大会の特徴となる。主催者は、勝敗だけを重視するのではなく、市民マラソンのように参加すること自体に意義がある大会と位置づけている。子どもから高齢者まで、3世代で出場する楽しみ方も示されている。
世界各国の選手が八王子に集結
11月1日は、国際スピントップ連盟(ITSA)が主催する「ワールド・スピントップ・コンテスト」を開催する。27回目となる世界大会が東京たま未来メッセで開かれるのは、2023年以来3年ぶりで2回目。日本のほかフランス、メキシコなど各国の選手が出場し、世界の頂点を競う。メキシコからは女性チャンピオンやジュニアチャンピオンらが来日する予定で、日本の選手との対戦に加え、国ごとに異なるこまや回し方も見どころとなる。
会場では、競技の観戦に加えて、国内外のこま、ヨーヨー、けん玉を体験できるコーナーと、競技用こまなどを扱う販売コーナーを設ける。初めて見る技を楽しむだけでなく、実際に道具を手にしてスキルスポーツに触れられる構成だ。八王子駅に近い中心市街地で、競技会場と体験の場が同時に展開されるため、専門的な大会に関心がある人だけでなく、家族で訪れるきっかけにもなる。
- 会場:東京たま未来メッセ1階展示室A・B・C
- 日時:10月31日・11月1日、午前10時~午後5時
- 入場料:無料
- 体験・販売:こま、ヨーヨー、けん玉など
東京たま未来メッセ前の旭町の「えきまえテラス」では、両大会に合わせて「スキルスポーツフェス八王子」も開かれる。こまの回し方を教えるワークショップや、世界大会に出場する選手によるパフォーマンスを予定している。競技を見てから体験に移る、あるいは体験をきっかけに競技を観戦するなど、初心者も参加しやすい導線が設けられる。
「オオルリカップ」は、勝ち負けだけにこだわるのではなく、市民マラソンのように参加することに意義があるイベント
主催者側は、スキルスポーツを玩具の枠にとどめず、幅広い世代が技を磨き、交流する文化として広げたい考えを示している。実際に、こま回しをきっかけに語学を学んだり、海外へ渡航したりする子どもも出ているという。世界大会を八王子で開くことは、海外選手の技術や道具に直接触れる機会になるだけでなく、地域の子どもたちが異なる文化や競技の楽しみ方を知る場にもなる。
来場者は、東京たま未来メッセの展示室で国内大会と世界大会を観戦できるほか、えきまえテラスの催しにも参加できる。出場者として登録していない人も、入場無料の会場で競技や体験企画を楽しめる。家族で参加する場合は、両日の大会内容が異なることを踏まえ、全国大会を見たいのか、世界各国の選手が競う大会を見たいのかを選んで訪れるとよい。八王子発の取り組みが、競技者と市民、国内外の参加者を結ぶ2日間となる。
| 日程 | 主な催し | 会場 |
|---|---|---|
| 10月31日 | 全国大会「オオルリカップ」 | 東京たま未来メッセ |
| 11月1日 | 世界大会「ワールド・スピントップ・コンテスト」 | 東京たま未来メッセ |
| 両日 | 体験、販売、フェス | 東京たま未来メッセ、えきまえテラス |