概要と目的
神奈川県と相模原市は、大学シーズや独自技術を基盤に事業化を目指す技術系ベンチャーや起業準備者を対象とした支援プログラムの参加者募集を開始した。プログラムは、研究開発段階から事業化・社会実装までを見据え、地域資源と発明や技術を結び付けることを目的にしている。
プログラムの主な内容と実施期間
本事業は「GLiS テックアクセラレーションプログラム(略称:GLiS-TAP ジータップ)」の名称で実施される。実施期間は令和8年9月下旬から令和9年3月までを予定しており、参加者には以下のような支援が提供される。
- プログラムサポーターとの個別交流と相談機会
- 資金調達や知的財産戦略など創業初期に有用な全5回のセミナー
- 専門家による伴走支援(メンタリング)
- 経営人材とのマッチング機会(将来的に経営者として参画を目指す人材)
応募対象・募集数・応募方法
応募対象は、大学発のシーズや独自技術を事業化する意欲を持つ起業家・起業準備者で、特に宇宙、ロボット、モビリティなどの技術領域やディープテック分野が想定されている。募集人数はおおむね5者程度で、応募者が多数の場合は選考を行う。
応募期間は令和8年8月3日から令和8年9月1日まで。詳細な応募条件や手続きは専用の募集要項ページを確認し、応募フォームから申請する必要がある。募集要項はプログラムの告知ページに掲載されている。
関連イベントと説明会
プログラムに先立ち、参加起業家との交流や説明会が開催される。地域内外の起業家の経験談を聞く機会や、オンラインでの説明会を利用して参加可否の判断材料を得られる。
| イベント | 日時 | 形式・場所 |
|---|---|---|
| 起業家との交流会(体験談トーク) | 令和8年8月13日 18:00〜19:00 | FUN+TECH LABO(相模原市橋本) |
| プログラム説明会(オンライン) | 令和8年8月17日 18:00〜19:00 | オンライン |
交流会には複数の現役起業家が登壇予定で、事業化の過程や苦労、資金調達の実務など実践的な話が聞ける場となる。取材・撮影の希望は事前連絡により対応する。
「Greater Linear Startup Network(GLiS)」を起点に、地域アセットとスタートアップを結び付けるネットワーク形成を図る。
地域への意義と影響
相模原の橋本駅周辺は将来のリニア中央新幹線神奈川県駅予定地を含む広域の拠点として注目されるエリアだ。今回の取り組みは、地域にある研究機関や企業、金融機関、投資家らとの連携を促進し、ディープテック分野での地元発の事業化を支える狙いがある。具体的には次のような影響が考えられる。
- 地域内の研究成果が事業化されることで、地元雇用の創出や産業基盤の多様化が期待される。
- 外部投資家や企業との接点が増え、地元スタートアップの資金調達や実証実験の機会が拡大する可能性がある。
- 大学や研究機関との連携強化により、知的財産の活用や技術移転の促進が見込まれる。
応募を検討する方への実務的な助言
応募を検討する場合、以下を早めに準備することが望ましい。
- 研究成果やプロトタイプの現状を示す資料(技術説明、デモ動画、特許状況など)
- 事業化に向けたロードマップと、想定する市場や競合の分析
- チーム構成と、必要な経営・技術体制の見通し(将来的に参画を期待する経営人材像を含む)
応募フォームは募集ページから提出するため、締切日と提出要件は募集要項で確認すること。募集ページではサポーター一覧の別紙も公開されており、どのような外部支援が受けられるか確認できる。
問い合わせ先
問い合わせは神奈川県産業労働局産業部の宇宙産業・ベンチャー支援担当(課長 小柴、電話:045-285-0213)および産業振興課ベンチャー支援グループ(上野、電話:045-210-5646)へ。詳しい募集要項や申請フォームは募集ページを参照のこと。
起業準備中の研究者や創業間もない企業にとって、本プログラムは資金面・知財面・経営面の支援が組み合わされた貴重な機会となる。地域の産官学連携を活かし、実証や事業化へ踏み出す第一歩をとる意思のある者は、早めに情報を整理し応募を検討してほしい。