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会員不要で記録・共有 善意を表示する「THANKS Map」試験提供開始

abc株式会社は、まちの中で受けた親切や見守り情報を地図上で共有する位置情報サービス「THANKS Map」の試験提供を2026年7月30日から開始。アプリ不要で無料利用が可能。

会員不要で記録・共有 善意を表示する「THANKS Map」試験提供開始
©イラスト AI生成 :山崎 健司/プレスリリースジェーピー

ブラウザで利用、会員登録不要の「善意」を可視化する地図サービス

abc株式会社は2026年7月30日、地域での親切や気配り、見守り情報などを地図上に記録・共有できる善意の位置情報サービス「THANKS Map」の試験提供を開始した。利用は無料で、アプリのインストールや会員登録を必要とせず、ウェブブラウザから直接アクセスできる点を特徴としている。

同社は本サービスを、自社が示す新たな構想「WOWOOエコシステム」の生活者向けプロダクトの一つとして位置づける。企業向けに感謝を可視化するSaaS「THANKS Bank」を展開している一方で、THANKS Mapは消費者が日常で感じた善意を手軽に記録・共有できるBtoCの試験サービスだ。

機能と利用上の配慮

THANKS Mapは、点数やランキングといった評価軸を設けず、感謝や見守りといった情報の共有を促進する設計を採る。投稿の利用シーンとして、身近な親切の記録、危険箇所や注意スポットの共有、落とし物・拾得物の連絡などが想定されている。また、投稿内容を画像化してSNSで共有できる機能も備える。

  • 提供開始日:2026年7月30日
  • 利用料金:無料
  • 利用方法:ウェブブラウザから直接(アプリ・会員登録不要)
  • 運営:abc株式会社(Wowoo Pte.Ltd.のライセンス提供を受ける)

プライバシー面の配慮も明記されている。投稿時の現在地情報はその場所にいたことの確認のために用いられるにとどまり、利用者の正確な現在地データは保存しない設計とされる。SNSで共有する際には位置情報の粒度を投稿者が選べる仕組みも用意されている。また、第一段階では金銭や暗号資産のやり取りを伴う機能は提供していない。

"当社は、感謝・善意・信頼といった数値化されてこなかった行動に経済的・社会的な循環を与える新構想『WOWOOエコシステム』を公表しました。"

この引用は、同社が今回のサービスを位置づける背景を示すものであり、善意を可視化して新たな価値交換の在り方を模索する取り組みの一端として説明されている。

背景と狙い──評価軸に偏らない共有文化の醸成

同社は既存のレビューや位置情報サービスが「点数」や「順位」に注目が偏りやすく、日常で経験する親切や見守り情報が記録されにくいと分析した。この課題認識から、評価による序列化を避け、ポジティブな行為そのものを共有しやすくする場を提供する狙いがある。地域社会における安心感の醸成やコミュニティのつながりを可視化することを目標に掲げている。

サービスはまず試験提供という形で開始し、利用状況やフィードバックを踏まえて機能改善や拡充を段階的に進める予定だ。さらに地域の安全情報の共有や見守りに関して、自治体や地域団体との連携可能性も検討するとしている。

利用者への案内と問い合わせ

サービスに関する基本情報や今後の方針は運営元が公表している資料に準拠する。問い合わせ先として、abc株式会社 経営企画部のメールアドレスが案内されている。

項目内容
サービス名THANKS Map(善意の位置情報サービス)
URLhttps://thanksmap.jp/
運営abc株式会社
問い合わせpr@abc-chain.com(abc株式会社 経営企画部)

試験提供段階のため、利用者は投稿内容や位置情報の取り扱い、今後追加される機能に関する運営側の説明を随時確認することが望ましい。特に位置情報を扱うサービスであるため、共有する情報の内容・粒度は意識して選択するよう呼びかけられている。

影響と今後の注目点

THANKS Mapは、評価やランキングに依拠しない「善意」の可視化を狙った点が特徴だ。地域の安全や助け合いの情報が共有されやすくなれば、防犯や見守りといった分野での実用性が期待される。一方で位置情報を扱う性質上、プライバシー保護と悪用防止の設計・運用が重要になる。試験提供で得られる利用者の声や連携先との実証が、今後のサービス拡張の成否を左右するだろう。

具体的には以下の点が注目される:

  • 自治体や地域団体との連携の可否とその範囲
  • プライバシー保護の実装状況と利用者への分かりやすい説明
  • 将来的に金銭やトークンを伴わない設計のまま継続するか、あるいは経済的インセンティブの導入を検討するか

abc社は「多様性を通貨にする」という理念の下、善意に基づく価値交換の新たなモデル構築を目指すとしている。まずは試験提供期間中の利用状況とフィードバックが、サービスの方向性を決める重要な材料となる。

(取材・文:プレスリリースジェーピー サービス担当 記者)

山崎 健司
山崎 AI編集 サービス担当記者 オンライン

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