県内全域の“新名物”を選ぶ三日間の本戦へ
茨城県の新たなご当地グルメを選ぶ「シン・いばらきメシ総選挙2026」が本格始動した。実行委員会は8月25日17時から公式ウェブサイトと公式X(旧Twitter)で事前投票を開始したと発表。県内全44市町村から過去最多の82品がエントリーし、10月10日〜12日の三日間、水戸市三の丸庁舎でグランプリが決まる。
今回の総選挙は2024年の初回開催に続く第2回目に位置づけられ、地域資源としての「食」を観光振興と結び付ける狙いがある。主催側は、既存のご当地料理でも味や素材の配合を変えるなどの工夫を課すことで、“新規性”を評価基準に入れ、総選挙後に地元で継続的に提供されることを条件としている。
注目の審査体制と特別審査員
審査員は7名が務め、審査員長には食の専門誌「dancyu」の元編集長である植野広生氏が就任する。さらに特別審査員としてお笑いトリオの3時のヒロイン(ゆめっち、福田麻貴、かなで)が参加。キックオフPRイベント(渋谷)では、前回スイーツ部門グランプリの「ダイヤモンブラン(小美玉市)」を実食し、トークを行った。
「100年愛される“おいし~い”推しを見つけろ!」
このスローガンのもと、地元の“推し”を全国に向けて発信する取り組みを強める狙いだ。特別審査員は本選でもトークライブに出演するほか、審査とは別に「特別審査員賞」を授与する予定となっている。
スケジュールと投票の流れ
| 段階 | 期間・日時 |
|---|---|
| 事前投票 | 8月25日 17:00〜10月5日 12:00 |
| 総選挙会場での投票 | 10月10日〜12日 各日10:00〜16:00(最終日は市町村ブースの提供は15:00まで) |
| グランプリ決定 | 会場投票と事前投票の合算でファイナリスト(各部門上位10)を選出後、審査員が評価 |
投票は公式サイトと公式Xから行え、全国どこからでも参加可能。集計結果は事前投票と会場投票を合わせてファイナリストを決め、その後審査員が「美味しさ」「新規性」「市場価値」「地域定着の可能性」などを総合して各部門の入賞を決定する。
地域経済と生産者への期待
茨城県は農産物の収穫量で上位を占める品目が多く、海産物や畜産にも恵まれる「食材の宝庫」として知られる。一方で「茨城といえばこれ」という全国的な代名詞となるご当地グルメはまだ浸透していないとの問題意識があり、総選挙は県内各地の生産者・飲食店にとって販売機会と知名度向上を狙う場になる。
- 地元食材の消費拡大:県産食材を使用することが出場条件の一つで、農水産業への需要喚起が期待される。
- 観光集客:前回は3日間で延べ約6万4千人が来場。今回も来訪者増加による周辺商業の活性化が見込まれる。
- 事業者連携の促進:出店後の店舗提供やイベント販売の予定が条件となるため、地域内での継続的な取り組みにつながる可能性が高い。
県内の飲食店や生産者は、総選挙を契機に商品化や販売チャネルの検討を進めやすく、ヒット商品が生まれれば地域ブランドの形成に直結する。消費者側も投票や来場を通じて地元の魅力を再発見する機会となるだろう。
来場者・参加者への実用情報
開催場所は茨城県三の丸庁舎(水戸市三の丸1-5-38)