東京ロックバンドが制作、佐世保発クラブへエール
長崎県佐世保市を拠点にJリーグ入りを目指す育成型サッカークラブ「CAセレスト」に対し、東京のロックバンドTHE53が応援歌を制作し、チームを後押ししている。曲名はチームカラーにちなんだ「CELESTE BLUE」。制作は、クラブ代表らの思いや選手たちへの支援の意図を受けて行われ、試合の入場時などに流されている。
セレストは2015年に創立され、幼児から社会人までを一貫して指導する育成型クラブで、会員は約300人。今年からトップチームは九州リーグに参入しており、代表は九州文化学園高サッカー部監督の有光亮太氏。有光氏はV・ファーレン長崎での選手経験がある人物で、九州リーグ、日本フットボールリーグ(JFL)、J2での経験を持つ。
地域への波及効果と選手への影響
外部のミュージシャンによる応援歌は単なる雰囲気づくりにとどまらず、次のような具体的な効果が期待される。
- 試合やイベントでの一体感の醸成:入場時に流すことで選手と観客の緊張感を共有し、士気を高める。
- クラブの知名度向上:制作・演奏を通じ、佐世保以外のメディアやファンに注目される機会が増える。
- 若年選手のモチベーション向上:代表の掲げる「佐世保からプロ選手を」目標への共感が高まる。
選手や指導者からも前向きな声が上がっている。主将の水田貴一朗選手は曲を聴くことでクラブのプライドと責任を再認識できると述べ、山内祐一監督は支援を受けながらチームと地域が共に成長していきたいと語っている。
「支えられていることを感じながら一緒に成長したい」
制作側の視点と地域活動との接点
THE53は2019年に結成されたバンドで、メンバーは昭和53年生まれの世代を中心に構成される。結成の経緯は忘年会の余興をきっかけとしており、以降はオリジナル曲で活動を展開。メンバー2人は7月に佐世保での試合を観戦し、市内各所でミュージックビデオ用の映像も撮影したと報じられている。ドラム担当のIBUchang氏とギター担当のHIDE氏は、クラブの将来性やファンの思いを歌詞に反映させたと話している。
こうした外部アーティストの関わりは、地域文化とスポーツが交わる好例だ。音楽制作を通じてクラブの活動を可視化できれば、地元企業や団体からの支援、観客動員の増加、さらには地元出身選手の発掘と育成環境の整備へと繋がる可能性がある。
住民に向けた実用情報
地元住民が直接関わる、または支援につなげるためのポイントを整理する。
- 試合観戦:トップチームは九州リーグに参入しており、ホームゲームの日程や会場(市総合グラウンド陸上競技場など)を公式発表で確認して観戦機会を持つことが支援に直結する。
- ボランティアや後援:クラブ運営やイベント運営のボランティア、地元企業の協賛を通じて地域連携を深められる。
- 子どもたちの見学・体験:育成型クラブとして未就学児から社会人まで指導を行っているため、関心のある家庭はクラブの体験会や説明会に参加を検討してほしい。
外部支援が増えるほど地域のスポーツ基盤が強化される。さらに、音楽など異分野との連携は広報面でのプラス効果が大きく、若い世代の関心を引き寄せる力がある。地域ぐるみでの支援体制づくりが今後の成長を左右すると言えよう。
今後の注目点
注視すべき点は主に三つある。第一に、応援歌などを活用した広報・集客の効果がどの程度現れるか。第二に、クラブがどのように外部の支援を持続的な支援や資金面、育成面に結びつけるか。第三に、選手が地域の期待に応えてJリーグ入りを現実の目標に近づけられるかだ。これらは地元の応援と制度的な支援の両輪によって左右される。
市民、企業、学校関係者らが連携し、次世代の選手育成と観戦環境の整備を進めることが、佐世保から“プロ”を送り出す道を開く。外部からの共感は第一歩にすぎないが、地域の力を結集する契機になり得る。
(文・藤原 楓 プレスリリースジェーピー長崎県担当)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| クラブ名 | CAセレスト |
| 創立 | 2015年 |
| 会員数 | 約300人 |
| 代表 | 有光亮太(九州文化学園高サッカー部監督) |
| 応援歌 | CELESTE BLUE(THE53制作) |