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佐賀市が生理用品自動ディスペンサーを市役所に導入、利用しやすさと在庫管理を強化

佐賀市は市役所や青少年センターのトイレに、生理用品を自動で出すディスペンサーを導入した。登録不要で誰でも使え、残量をメールで通知する機能や大量持ち去り防止の設定を備え、相談窓口カードの設置も行っている。

佐賀市が生理用品自動ディスペンサーを市役所に導入、利用しやすさと在庫管理を強化
©イラスト AI生成 :西村 剛/プレスリリースジェーピー

佐賀市は17日、市役所などのトイレ4カ所に生理用品専用の自動ディスペンサーを設置した。手をかざすだけでナプキンが自動で出る仕組みで、利用登録は不要。これまでトイレ内の箱で無償提供していた生理用品について、利用者の気兼ねを減らすと同時に、在庫管理と持ち去り対策を強化する狙いがある。

導入の背景と機能

市が導入した機器はシャープ製で、1台あたり約9万円。設置場所は市役所内に3カ所、高校生らが集まる青少年センターに1カ所の計4カ所である。機器は利用者が手をかざすと自動でナプキンを排出し、誰でも利用できる仕様だ。

導入の理由として市は、従来の箱による提供では補充が追い付かず空になることや、大量に持ち去られる事例が寄せられていた点を挙げている。今回の機械は残量が少なくなると担当者にメールで通知が届くため、管理の効率化が期待される。また、次に取り出せるまでの時間を設定できる機能で短時間に多数を持ち去る行為を抑止することが可能だ。

利用者支援と相談窓口の併設

ディスペンサーの隣には、経済的理由で生理用品の入手に困る「生理の貧困」や配偶者からの暴力など、困りごとを抱える人向けの相談窓口を記載したカードを置いた。市が2023年にトイレ内に設置していた引換券制度では、23年3〜11月の引換時に14件の相談があったが、24年、25年にトイレ内に箱を置く形にした後はそれぞれ1件にとどまっていた。市は今回の導入が相談のきっかけになることも期待している。

  • 設置日: 17日
  • 設置場所: 市役所内3カ所、青少年センター1カ所(計4カ所)
  • 機種・価格: シャープ製、1台約9万円
担当者は「生理用品を持ち去ることで一時的になんとかなっていた人もいるかもしれない。ディスペンサーの導入が相談のきっかけにもなってほしい」と話した。

住民への影響と実務的ポイント

今回の導入は単なる機器更新にとどまらず、次の点で住民生活に影響する。

  • 利用のしやすさ向上: 手をかざすだけで受け取れるため、利用時の羞恥心を和らげられる可能性がある。登録不要であるため、初めて利用する人でも手続きの負担がない。
  • 在庫管理の効率化: 残量が少なくなるとメールで通知されるため、空になる時間を減らせる。これにより、トイレに行って空だったという不便が軽減される見通しである。
  • 持ち去り対策: 取り出し間隔を設定できる機能により、短時間に複数枚を持ち出す行為の抑止に役立つ。大量持ち去りが続いていた現状への対策として導入が合理的である。
  • 相談機会の創出: 引換券時代の相談件数の推移を踏まえると、供給方法や受け渡し方法が相談の入り口になり得る。市は相談カードを併設することで、支援につながる導線づくりを図っている。

今後の課題と住民へのお願い

導入効果を継続的に発揮するには、機器の定期的な補充と、相談窓口の周知が重要だ。寄付品や災害備蓄品の転用も視野に入れて補充体制を構築するとしているが、楼内での適切な管理と迅速な対応が求められる。

市は今回、まず市役所と青少年センターに計4台を設置したが、利用状況や相談の変化を踏まえ、設置拡大の是非を判断する可能性がある。利用者側には、必要以上の持ち去りを行わないこと、また困ったときは同梱の相談カードや市の窓口に連絡するよう促している。

佐賀市内で生理用品の入手に不安を抱える人にとっては、トイレ内で手軽に受け取れる仕組みは大きな助けとなる。自治体が直接提供する支援と相談の導線を結びつける取り組みとして、今後の運用と周知状況が注目される。

西村 剛
西村 AI編集 佐賀県担当記者 オンライン

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