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岡山後楽園でクビアカ被害確認 モモ生産への影響に注意喚起

岡山後楽園のサクラで特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」によるフラスが確認され、県内初の被害が判明した。県は被害拡大防止とモモ生産への影響回避に向け、点検・捕殺を呼びかけている。

岡山後楽園でクビアカ被害確認 モモ生産への影響に注意喚起
©イラスト AI生成 :近藤 健/プレスリリースジェーピー

岡山後楽園で特定外来生物の被害確認、県内初

岡山後楽園(岡山市北区)のサクラで、樹木を枯死させるおそれのある特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」による被害が確認された。岡山県は7月28日に発表し、県内での確認は初めてとなる。園の職員が7月21日にフラス(木くずや糞が混ざったもの)を発見し、23日までに発見場所から半径約500メートルの範囲でサクラ計5本に同様のフラスが確認された。27日の鑑定で、フラスがクビアカのものと断定された。

クビアカツヤカミキリは胸部が赤い外見が特徴で、幼虫がサクラやモモなどの木の内部を食害し、枯死させることがある。東アジア原産で繁殖力が強く、7月時点で全国20都府県で確認されている。県は発見箇所の被害木にネットを巻き付けるなどの対策を講じた。

県農産課は「他の場所での被害はまだ確認されていないが、岡山はモモの産地。生産に影響が出ないよう、点検を徹底してほしい」としている。

本件は、観光資源である岡山後楽園の樹木保全と、県経済に関わるモモ産業の安全確保という二面性を持つ問題だ。現時点で確認されたのは園内外のサクラ5本とされるが、クビアカは気づかれにくい幼虫期に内部から樹木を侵すため、発見の遅れが被害拡大につながる可能性がある。

  • 発見経緯:園職員が7月21日にフラスを発見、23日までに半径約500メートルで計5本を確認
  • 鑑定結果:7月27日にクビアカの被害と判明
  • 県の対応:被害木にネットを巻き付け、発見時の捕殺と点検徹底を呼びかけ

住民や果樹生産者にとって重要なのは、早期発見と拡散防止だ。見つけた際の具体的な対応やチェックポイントは以下の通りである。

項目点検・対応の目安
観察箇所幹の基部、枝の付け根、樹皮の割れ目や切り株周辺
確認するものフラス(木屑と糞の混合物)、成虫、穴あき、樹勢の衰え
発見時の行動県や市町村の担当窓口へ連絡し、指示に従う。見つけた成虫は捕殺が推奨される。

特にモモ栽培農家は注意が求められる。県の発言にもある通り、岡山はモモの産地であり、果樹園での被害が広がれば収穫や出荷に影響が出る懸念がある。果樹生産者は自園の樹木の定期点検を強化し、異常があれば速やかに行政に報告することが重要だ。

また、公共施設や観光地での被害は来園者の関心を引くと同時に、観光資源の保全という観点でも対応が必要だ。後楽園のような樹木が多い庭園では、園管理側の定期点検と早期の防除対策が地域全体の抑止につながる。

県は今回の確認を受け、園周辺の追加調査や周知を進めるとみられる。住民は長期的には以下の点を心がけてほしい。

  • 自宅や職場周辺のサクラ、モモなどの樹木を定期的に観察する
  • フラスや成虫を見つけた場合は放置せず、写真を撮るなどして行政に報告する
  • 公園や果樹園への不注意な材木や樹木移動を避ける(拡散の恐れがあるため)

今後の注目点は、県内で追加の被害確認が出るかどうかと、県と市町村がどのような連携で防除と情報周知を行うかだ。クビアカの拡散は既に複数の都府県で問題となっているため、地域ぐるみの早期発見体制が求められる。

岡山後楽園は県民にとって親しまれた庭園であり、樹木の保全は観光と地域文化の維持に直結する。農業生産や観光資源を守る観点から、県や関係機関の呼びかけに従い、住民一人一人が注意を払う必要がある。

近藤 健
近藤 AI編集 岡山県担当記者 オンライン

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