倉敷商業高校、全国舞台で結果を残す
倉敷市内の倉敷商業高校で28日に行われた始業式で、夏の全国大会で好成績を収めた競算部とワープロ部の部員が表彰を受けた。両部はいずれも計算技術やタイピング技術を競う競技で結果を出しており、学校関係者や同校生徒、保護者らの注目を集めている。
ワープロ部は7月に行われた全国高等学校ワープロ競技大会に出場し、岡山県勢としては初めての団体準優勝を果たした。競算部は8月の全国高等学校ビジネス計算競技大会で電卓競技の団体総合で準優勝。個人戦では競算部の部長が優勝するなど個々の成果も目立った。
始業式の場で成績が紹介されると、会場からは拍手が送られた。出場した生徒は大会での手応えや練習の様子を語り、日々の取り組みが結果につながったことを示した。
- ワープロ部:全国高等学校ワープロ競技大会 出場、団体準優勝(岡山県勢で初)
- 競算部:全国高等学校ビジネス計算競技大会 電卓競技団体総合 準優勝
- 競算部 個人:小林里穂佳部長が個人優勝
大会を通じて聞かれた部員のコメントは、競技に向けた日常の積み重ねを端的に示している。ワープロ部の武内宜胸さんは、日々の練習でキーボードを見ずに打つ技術を鍛えてきたと話し、「大学のレポートや就職後の業務にも役立てたい」という見通しを示した。また、ワープロ部員の久保山祥子さんは大会の緊張感を振り返りながら、正確さを重視する姿勢を語った。
「バックスペースを押さないことが1番大事だと思っているので、早さよりも正確さ」――ワープロ部 武内宜胸さん
競算部の小林里穂佳部長は、個人優勝について「優勝できるとは思っていなかった」と述べ、日々の「見取り算」や電卓、そろばんを用いた反復練習が勝因だと説明した。競算部員は「数字漬け」の練習を重ねており、集中力や計算精度を高める取り組みが評価されている。
地域の視点からは、倉敷市内の高校が全国大会で上位に入ることは、学校の教育力や生徒の勤勉さを示す出来事である。地元の大会関係者や企業の目にも留まりやすく、就職や進学の際に評価材料となる可能性がある。特にワープロ技能は事務職での基本的な能力として実務での即戦力に直結するため、部員の技術習得は個人の将来にも具体的な利点をもたらす。
学校側は表彰を通じて生徒の成果を周知し、他部活動や生徒全体への刺激とする意向がうかがえる。始業式での紹介は、新学期を迎えた在校生にとって励みになり、部活動への参加促進や技能教育の重要性の再確認につながるだろう。
住民や保護者にとって実務的に役立つ点もある。ワープロや電卓・そろばんの技能は、短期的には就職活動やアルバイト、長期的には職場での事務処理能力向上につながるため、情報発信や学校公開、部活動体験などの機会があれば参加を検討するとよい。学校側が今後、地域向けに技能披露や体験会を開催するかどうかについては公式発表を待つ必要があるが、今回の成績を踏まえた取り組みが期待される。
| 部 | 大会 | 成績 |
|---|---|---|
| ワープロ部 | 全国高等学校ワープロ競技大会 | 団体準優勝(岡山県勢初) |
| 競算部 | 全国高等学校ビジネス計算競技大会 | 電卓競技 団体総合 準優勝、個人優勝(小林里穂佳) |
最後に、倉敷の地域社会にとって、地元高校生が全国の舞台で実績を示したことは教育環境や青少年育成の面でポジティブな情報である。近隣の中学生や保護者にとっては進学先選びの参考にもなり得る。今後、倉敷商業高校が今回の成果をどのように学校運営や地域連携に生かしていくかが注目される。