県とマクドナルドがタッグ、デジタル周遊で観光活性化
和歌山県地域振興部観光局観光振興課は、マクドナルドとの連携によるモバイルスタンプラリー企画「聖地リゾート!和歌山 モバイルスタンプラリー『和歌山県マクドナルド出店45周年特別キャンペーン』」を2026年7月1日から期間限定で開始した。県内のマクドナルド全23店舗と、クルーが選んだおすすめ観光スポット25か所を巡るデジタル形式の周遊イベントで、参加者には抽選賞品や来訪特典を提供し、観光地と飲食店舗の回遊促進を狙う。
主な特典には、参加者全員への「マックシェイク(S)」無料クーポン配布が含まれるほか、スタンプ数に応じてマクドナルドグッズや「ビッグマッククッション」といった賞品が当たる抽選に応募できる。期間は2026年7月1日〜9月30日で、応募締切も9月30日となっている。
「本企画は、和歌山県内において長年親しまれてきたマクドナルドの出店45周年を契機に、県内外の方々に和歌山の魅力を再発見していただくことを目的としています。モバイルスタンプラリーという、WEBサービス・アプリ時代に適した周遊コンテンツを活用することで、ドライブやレジャー、アウトドアを楽しみながら、観光スポットや店舗への回遊性向上を図ります」
参加はアプリで完結、地元回遊に直結する仕組み
専用のスマートフォンアプリをダウンロードし、県内の指定マクドナルド店や観光スポットでデジタルスタンプを取得していく形式。スタンプ獲得数に応じたコースに応募できる仕組みで、Aコースは「マクドナルド3店舗+観光地3ヶ所」、Bコースは「マクドナルド10店舗以上」が応募条件となる。参加は和歌山県内在住者に限らず、近隣府県からの参加も可能としており、県外からの観光誘客につなげたい狙いがある。
イベントスケジュールと店頭施策
期間中には、県やマクドナルドのキャラクターが登場する店頭PRイベントも予定されている。主な開催予定は以下の通りで、両会場では写真撮影やグッズ配布が行われる。
- 田辺パビリオンシティ店:2026年8月17日(午後2時/午後4時)
- モンティグレ和歌山店:2026年9月19日(午前10時/午後3時)
また、9月19日には県内全23店舗で限定シールの配布を予定している。シールやキャラクター登場は、若年層や家族連れの来店動機づけを意図している。
地域への影響と課題
デジタルスタンプラリーは観光地へ容易に誘導できる一方で、周遊の受け皿となる観光施設や飲食店側の準備が焦点となる。特に、週末や夏季繁忙期には来訪者の分散、駐車場や飲食席の混雑、地域交通への影響が懸念される。県と店舗側は来訪動線や混雑対策、地元事業者への周知を進める必要がある。
今回の取り組みが持つ主な利点と留意点は次の通りだ。
- 利点:県内外からの誘客、家族連れや若年層の来訪増加、飲食・土産物等の地域消費拡大。
- 留意点:一時的な混雑による地元住民への影響、イベント期間後の継続的な回遊を生む仕組み作り。
実施概要(主な項目)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 聖地リゾート!和歌山 モバイルスタンプラリー(和歌山県マクドナルド出店45周年特別キャンペーン) |
| 実施期間 | 2026年7月1日〜2026年9月30日 |
| 対象 | 和歌山県内(マクドナルド全23店舗、観光スポット25か所) |
| 参加方法 | 専用スマートフォンアプリのダウンロード後、店舗・観光地でデジタルスタンプを取得 |
| 主な特典 | 参加者全員にマックシェイク(S)無料クーポン、抽選でオリジナルグッズ等 |
住民・事業者への案内と今後
観光振興課は、本企画を契機にドライブやアウトドアなどのレジャー需要を取り込み、観光地や店舗への回遊性を高めたいと説明している。一方で、受け入れ側の準備や混雑緩和策、地域事業者との連携体制も同時に求められる。参加を検討する観光施設や店舗は、イベント期間中の混雑対策や営業時間、駐車場の運用についてあらかじめ方針を明確にし、利用客への情報提供を徹底することが重要だ。
夏休みシーズンを含む本キャンペーンは、短期的な来訪増に加えて、和歌山の観光資源を再認識してもらう機会となる可能性がある。アプリを介したデジタル企画は誘客の新たな手法として定着しつつあり、今回の取組みが地域経済にどの程度の波及効果をもたらすかが注目される。
(取材・執筆=岡田 美穂、プレスリリースジェーピー和歌山県担当記者)