中小企業の資金繰りを迅速化、手数料の透明化で利用ハードルを低減
株式会社Fivot(本社:東京都港区、代表取締役:安部匠悟)は、企業が保有する請求書(売掛債権)を早期に現金化する二者間ファクタリングサービス「Flex Capital ファクタリング」の提供を開始した。金額・業種・企業規模を問わず手数料を一律8%に固定し、最大5,000万円までの買取に対応する。オンラインで手続きが完結し、審査は概ね3営業日程度、審査通過後は1営業日以内に入金するというフローを示している。
サービスの主要ポイント
- 手数料:一律8%
- 買取上限:最大5,000万円
- 入金までの期間:審査3営業日程度/審査通過後1営業日以内に入金
- 手続き:オンライン完結
- 対象:法人(個人事業主は対象外)
- 提供開始:2026年7月
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | Flex Capital ファクタリング |
| 手数料 | 一律8% |
| 買取上限 | 最大5,000万円 |
| 入金スピード | 審査3営業日程度、審査通過後1営業日以内 |
| 手続き | オンライン完結 |
背景と狙い
ファクタリングは銀行融資に比べて迅速に現金を確保できる点から中小企業の資金繰り対策として定着している一方、実務では手数料の「不透明さ」や「高負担」が経営者の懸念となってきた。Fivot側は複数の業界メディアや比較サイトで示される従来の相場(概ね10〜20%)を参照し、「手数料のブレが資金計画の不確実性を生む」と指摘している。今回、手数料を一律に固定することで、企業の資金計画の安定化と資金繰り改善を支援する狙いを明確にした。
提供体制とこれまでの実績
Fivotは「Flex Capital」ブランドで、株式希薄化のないベンチャーデットやRBF(レベニュー・ベースド・ファイナンス)など、中小企業・スタートアップ向けの複数の金融商品を提供している。2026年6月末時点で累計融資金額は170億円超、支援社数は500社以上、デフォルト率は約0.3%とする自社実績を公表しており、AIを活用した審査モデルの導入で機動的かつ効率的な審査を目指す姿勢を示している。
「データで深く、AIで速く」を掲げ、最先端のAI技術を活用した融資審査モデルを構築しています。
想定される利用シーンとメリット・留意点
本サービスは、売掛金が存在する法人であれば、業種を問わず利用対象となる点が特徴だ。利用対象企業にとっての主なメリットは以下の通りである。
- 手数料が明示されているため、資金繰り計画を立てやすい。
- オンライン手続きで申請から入金までのリードタイムが短い。
- 資金調達手段の多様化により、銀行借入以外の選択肢が確保できる。
一方で利用に当たっては、ファクタリングが保有する売掛債権の性質や取引先の支払条件、既存の資金調達構成などを踏まえた検討が必要だ。特に、2社間ファクタリングは譲渡先(ファクタリング事業者)と債権者の間で完結する方式であり、取引先への通知が原則不要だが、契約条項や手数料体系の細目、与信条件については事前に確認しておくべき事項がある。
実務上の流れと導入時のチェックリスト
Fivotが提示する標準的な流れは次のとおりだ。詳細は公式サイトで確認が必要だが、短期資金化を急ぐ企業にとって参考となる要点を整理する。
- 申込(オンライン)→審査(概ね3営業日)→審査通過後1営業日以内に入金
- 買取上限は1社あたり最大5,000万円
- 対象は法人のみ(個人事業主は対象外)
導入前に確認すべき項目:
- 手数料8%が適用される条件(請求書の種類、取引相手、回収見込みなど)
- 審査に必要な書類・データ(オンライン申請時の入力要領)
- 既存の借入れや担保設定が影響するか否か
- 買取後の入金スケジュールと手数料精算のタイミング
編集部の視点:中小企業の資金調達選択肢としての位置づけ
短期的なキャッシュニーズに対し、ファクタリングは即時性という明確な利点を持つ。Fivotの一律8%という料金設定は、手数料の不確定性が課題であった企業にとって利用判断を容易にする効果が期待できる。特に、売掛金の回収リードタイムが長く、運転資金が逼迫しやすい業態にとっては魅力的な選択肢となるだろう。
ただし、資金調達はいずれもコストとリスクのトレードオフである。ファクタリングに伴う手数料や契約条件が自社の資金コストや収益性にもたらす影響を、定量的に評価した上で、短期的な必要性と長期的な資金繰り戦略の両面を勘案して選択することが重要だ。
サービスの詳細や申込は、Fivotのサービスサイト(Flex Capital)で確認できる。