市のマスコットを活用した広報施策が本格始動
能美市は7月6日、公式キャラクター「ひぽ能ん」「ゆず美ん」「ぽぽ能ん」のカプセルトイ(ガチャガチャ)を発売すると発表した。販売は市役所1階と能美ふるさとミュージアムの2カ所で、種類はアクリルキーホルダーと目印マーカーの2種類。価格はアクリルキーホルダーが1回400円、目印マーカーが1回300円で、それぞれ複数のバリエーションとシークレットが用意されている。
合わせて、市は7月1日から金沢市内で走らせるラッピングバスの運行を開始した。ラッピングにはキャラクターデザインや「能美市でのみのみ過ごそう」というキャッチフレーズ、市章を用いたラインデザインが施され、市の明るいイメージや住みやすさを表現している。運行期間は令和8年7月1日から令和10年6月30日までの2年間とされている。
能美市は7月1日から市の魅力を広くPRするための「能美市ラッピングバス」の運行を開始するにあたり、6月30日に出発式を行いました。
グッズの内容と設置場所
発表によれば、アクリルキーホルダーは3体が一緒に描かれた絵柄が中心で、サイズはおよそ4.5cm×3.5cm程度。目印マーカーは泣いたり踊ったりと表情豊かなイラストが特徴で、直径は約3cm。設置場所と利用時間は以下の通り。
- 能美市役所1階(石川県能美市来丸町1110番地) — 平日8時30分〜17時15分(年末年始の除く)
- 能美ふるさとミュージアム(石川県能美市寺井町を1-1) — 開館9時〜17時(最終入館16時30分)、休館日は毎週月曜・第3火曜など
キャラクターの由来と制作背景
「ひぽ能ん」「ゆず美ん」「ぽぽ能ん」は、平成29年8月にのみバスのイメージキャラクターとして誕生し、平成30年3月25日に正式に能美市のキャラクターに任命された。デザイン原案は石川県立寺井高等学校美術部が制作しており、地域の若い世代の創作を活かす取り組みでもある。
住民と来訪者への具体的な影響
今回の施策は内外への認知拡大と、地元消費・観光の活性化を狙ったものだ。ラッピングバスが金沢市内を走ることにより、金沢を訪れる観光客や通勤者の目に触れる機会が増え、能美市への関心を喚起する効果が期待される。カプセルトイは市役所窓口やミュージアムで購入できるため、観光で能美市を訪れた人だけでなく、日常的に市役所やミュージアムを利用する住民にも手に取りやすい商品設計になっている。
行政広報と連動したグッズ販売は、地域ブランドを育てる手段として有効だ。子どもや家族連れを中心にキャラクターのファン層を広げることができれば、イベント参加や施設利用の増加につながる。市がフィジビリティ(実現可能性)を踏まえて長期運行を決めたラッピングバスは、短期的な話題喚起だけでなく、中期的に市のイメージを定着させる狙いもあるとみられる。
実務的な注意点と利用案内
カプセルトイの設置場所は限定されており、営業時間や休館日により購入できない日がある。市外から購入を予定する場合は、設置施設の休館日情報を事前に確認するのが望ましい。能美ふるさとミュージアムは毎週月曜と第3火曜が原則休館となり、月曜や第3火曜が祝日の場合は翌日が休館になる点に注意が必要だ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アクリルキーホルダー | 1回400円・約4.5cm×3.5cm・種類8種+シークレット1種 |
| 目印マーカー | 1回300円・直径約3cm・種類7種+シークレット1種 |
| 設置場所 | 能美市役所1階/能美ふるさとミュージアム |
| ラッピングバス運行期間 | 令和8年7月1日〜令和10年6月30日(2年間) |
| 運行区域 | 金沢市内 |
今後の観点と期待される展開
今回の取り組みは、自治体のキャラクター活用の一例として注目される。今後は、キャラクターを起点にした地域商品の開発や、イベント会場での配布、観光ルートとの連携など展開の幅をどう広げていくかが焦点となる。住民側からはデザインや商品ラインナップに対する反応が寄せられるだろうし、市外への認知拡大が進めば交流人口の増加にもつながる可能性がある。
販売情報やラッピングバスの運行ルート、運行スケジュールの詳細は、市の広報や設置施設で案内される。能美市は今後もキャラクターを活用した広報施策を継続していく方針で、地域内外との接点を増やす取り組みが続く見込みだ。