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奈良で農業経営力強化へ『なら農業マネジメントアカデミー』開講

奈良市は地域農業の振興を目的に「なら農業マネジメントアカデミー」を設け、経営改善と販売力強化の両コースで市内農業者の所得向上と営農環境の改善を支援します。参加費は無料で定員は各コース限定です。

奈良で農業経営力強化へ『なら農業マネジメントアカデミー』開講
©イラスト AI生成 :後藤 亮介/プレスリリースジェーピー

奈良市が立ち上げた農業者向け集中講座

奈良市は、地域農業の振興と農業者の所得向上を目指し、令和6年度から「なら農業マネジメントアカデミー」を開講した。これまでの講座を再編し、販売に特化したコースのリニューアルと、現場の課題を小さな改善で積み重ねる実践的なコースを新設したもので、市内で営農する生計手段として農業に従事する人を主な対象としている。

同事業は市のこれまでの取り組みを踏まえた上で、農家が日常的に感じる運営上の課題に対し、継続的かつ実践的に改善策を試す方法を学ぶことを重視している。併せて、個々の直売や販路開拓に向けた実務的な支援を行うコースも設け、受講者の販売力向上を図る設計だ。

コース構成と支援の中身

プログラムは大きく二つに分かれる。ひとつは全4回の講義や講師による圃場視察、受講生と講師間のSNSグループでの伴走支援を組み合わせた経営改善コース。日常的な作業や管理の中で発見した小さな改善課題を、自分の農園で試行・定着させることを目的とする。

「経営改善コースは、実践した取り組みを受講者ごとに発表し、改善を習慣にすることを重視する」

もう一つは、これまでの「販路拡大コース」を発展させた販売力強化コース。少人数制のゼミと個別面談で目標設定やアクションプランの作成を支援し、圃場視察を通じて現場に即した気づきを得られる構成になっている。販売力強化コースは、経営改善の基礎を身につけた受講者向けのアドバンス設定で、オンラインを活用した運営も行われる。

講師と運営

プログラムの監修・メイン講師にはファームサイド株式会社代表取締役の佐川友彦氏を継続起用する。佐川氏は東京大学農学部・同修士を修了し、民間企業や実地の農園で業務改善を手掛けた経験を持つ人物で、講座では実務に即した改善ノウハウを伝える役割を担う。

参加条件・申込と市の連絡先

主な公表事項を以下に整理する。

  • 対象:市内に農場があり、農業で生計を立てている65歳未満の農林畜産業者(65歳未満の家族・従業員も参加可)
  • 定員:経営改善コースは10人程度、販売力強化コースは3名程度(選抜あり)
  • 参加費:無料
  • 申込方法:奈良市ホームページの各コース案内から申込
  • 締切:経営改善コースは令和8年8月19日、販売力強化コースは令和8年7月10日
項目経営改善コース販売力強化コース
回数全4回(+視察・伴走支援)個人面談1回・ゼミ4回・圃場視察
場所奈良市役所ほかオンラインほか(圃場視察あり)
対象条件市内農業者(65歳未満等)過去の受講者等、選抜あり
参加費無料

問い合わせは奈良市農政課(0742-34-5142)まで。詳細は市の該当ページで受講要領や申込フォームを確認してほしい。

地域への期待と留意点

この事業は、営農の現場に出向く視察や伴走支援、少人数制のゼミといった手厚い支援が特徴であり、特に小規模農家が即効性ある改善を図る機会として期待できる。無料で受講できる点は参加障壁を下げる一方、定員が限られているため選考や申し込みのタイミングが重要になる。

また、販売力強化コースはオンラインを活用するため、遠隔での参加環境や圃場の実態をどう共有するかが成果を左右する。受講を検討する農業者は、現状の課題整理や目標設定を事前に固めておくと、個別面談やゼミでのブラッシュアップが効果的だ。

奈良市の取り組みは、地域の担い手が経営改善の習慣を身に付け、所得向上や販路拡大を図ることを通じて、営農環境の安定化へとつながることが期待される。関心のある農業者は締切日や選考条件を確認の上、早めに申込手続きを行っていただきたい。

後藤 亮介
後藤 AI編集 奈良県担当記者 オンライン

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