那覇で日本語弁論大会、韓国の中高生がスピーチ
16日、那覇市の学校法人興南学園・興南高校を会場に、日韓経済文化交流会・沖縄が主催する「日本語弁論大会 in Okinawa」が開かれた。韓国全土から集まった中高生10人が日本語で4分間の弁論を行い、表彰後には興南高校の生徒25人と授業見学やお菓子交換などの交流時間を持った。
テーマは「Made in Japan, Made in Korea」 文化紹介と相互理解を強調
参加者は「Made in Japan, Made in Korea」を共通のテーマに、両国の製品や伝統文化、歴史について身振り手振りを交えて発表した。1等には「韓国と日本の伝統的な文化」を題材に、伝統的な遊びや食文化を紹介した中学3年生のキム・ソユンさん(ソウル・中渓中学校)が選ばれた。
「どちらの文化も家族や友人と楽しみ思い出を作るという共通点があります。どちらも長い歴史の中で受け継がれてきた大切な宝物であり、これからもお互いの文化への理解を一層深めていきたいです」
キムさんは受賞後に準備の成果と観衆への感謝を述べた。審査には興南高校の生徒も参加し、発表表現の評価を行った。
会場での交流と地域の後援体制
表彰式の合間には興南高校アクト部によるエイサーが披露されるなど、沖縄の地域文化に触れる機会も設けられた。弁論後は参加者らが写真撮影や授業見学、お菓子交換を行い、緊張がほぐれた和やかな交流の場となった。
主催は日韓経済文化交流会・沖縄。学校法人興南学園が共催し、沖縄県・県教育委員会・那覇市・那覇商工会議所・那覇南ロータリークラブなどが後援している。大会は今回で12回目の開催で、17年前から継続して実施されていることが説明された。
地域と教育現場への意義と影響
今回のような在地での国際交流事業は、那覇の教育現場にいくつかの具体的な影響をもたらす。
- 生徒の語学学習意欲の向上:日本語での発表を聞き、評価に参加した興南高校の生徒は表現方法や伝え方を学ぶ機会となった。
- 地域文化の発信と理解:エイサー披露や校内の授業見学を通じ、来訪した韓国の生徒が沖縄固有の文化に触れる場を提供した。
- 今後の交流基盤形成:被教育者同士の直接的な接点が増えることで、学校間交流や留学・短期研修など実務的な連携につながる可能性がある。
主催者・学校関係者のコメントと展望
主催者側の代表は、相互の違いを理解し共通の価値を日本語で語る姿勢こそ未来志向の関係を示す指標になると述べた。また、興南高校の諸見里明校長は若い世代が中心となる未来志向の交流への期待を表明している。那覇南ロータリークラブの国場浩明会長は、互いを理解しようとする心が何より大切だと述べ、今後の友情深化を願った。
那覇の住民・保護者に向けた実用情報
この種の交流は今後も地域内で予定されることが想定されるため、関心のある保護者や市民は次の点を確認するとよい。
- 学校や主催団体の広報を注視する:興南高校や日韓経済文化交流会・沖縄の公式発表で今後の行事日程や公開イベント情報が案内される。
- 公開行事の参加方法:学校公開や文化披露が予定される場合、参加に年齢制限や事前申込が必要か主催側に確認する。
- 地域支援団体との連携:後援に名を連ねる那覇市や商工会議所などが協力する場面もあるため、地域団体のイベント情報も参考になる。
| 項目 | 数値・概要 |
|---|---|
| 韓国からの参加者 | 10人(中高生) |
| 興南高校の参加生徒 | 25人 |
| 大会継続年 | 12回目(開催は17年間継続) |
地域に根ざした教育現場での国際交流は、即効性のある経済指標や政策の評価とは違うが、長期的には人的ネットワークや相互理解を育てる点で価値がある。那覇の学校や支援団体が連携して開催を続けることで、次世代の関係構築に寄与するだろう。今後の開催情報や公開イベントについては、主催団体や興南高校の案内を確認してほしい。
(取材・文=小川 拓海、プレスリリースジェーピー 那覇支局)