ミライエ長岡前に広告マンホール、掲載企業はJAPEX
長岡市は、米百俵プレイス内のミライエ長岡前歩道に設置する「マンホール蓋広告」の掲載企業が決定したと発表した。市長記者会見で公表されたもので、掲載企業は石油資源開発株式会社(JAPEX)。設置は9月17日(木)午前10時に行われる予定だ。
今回の募集にはエネルギー関連業、建設業、設備業、自動車関連業、下水道事業者などから合わせて8社が応募。市の広告審査委員会による審査と抽選を経て掲載企業が決まったとされる。市はこの事業について、下水道のPRや財源確保につなげる狙いを示している。
- 広告料:年額118,800円
- 掲載期間:原則2年間(2年間で合計237,600円の収入見込み)
- 設置開始:9月17日(木)午前10時
- 設置場所:米百俵プレイス ミライエ長岡前歩道
市が示した広告料や掲載期間は、公的な歩道空間を活用した民間広告による自主財源の一例だ。年間の広告収入は単体では大きな額とは言えないが、複数箇所での展開や継続的な募集を通じて市の自主財源確保に寄与すると期待されている。
身近なマンホールを下水道のPRや財源確保につなげる取り組み
発表では、今回の募集枠は1カ所だったが応募は8社に上り、関心が高かったことがうかがえる。市は年内に第2弾として、大手通りの歩道で新たに5カ所の広告マンホールを追加募集する予定としており、設置場所や募集時期などの詳細は後日、市のホームページで公表するとしている。
使用済みマンホール蓋の販売も実施
併せて市は、交換により役目を終えたマンホール蓋の販売についても公表した。令和8年度(※令和の年次表示に基づく)については、長岡、中之島、栃尾、与板、小国、寺泊の各地域から合計10枚を販売する。販売価格は1枚当たり3,300円(税込)で、申込期間は9月1日(火)~9月30日(水)、引き渡しは11月6日と13日を予定している。
過去の実績としては、令和5年度から7年度までの3年間で33枚の販売に対して226件の応募があり、令和7年度は10枚に対して85件の応募で倍率は8.5倍になったと市は説明している。住宅の玄関先に飾るなど個人利用の需要も高く、地域の関心が高い取り組みだ。
住民にとっての影響と今後の注意点
今回の決定と今後の追加募集は、次の点で長岡の住民や周辺事業者に影響を及ぼす。
- まちの景観と公共空間の活用:歩道上のマンホール蓋に広告が入ることで、通行者の目に触れる機会が増え、周辺商業や観光の目印になる可能性がある。一方で、景観や公共性の観点からの意見も想定される。
- 市の財源:1箇所あたり年118,800円という金額は限定的だが、複数箇所での展開により累積的な自主財源となる。市の説明では、今回の掲載料は下水道関連のPRや財源確保に充てられる見込みだ。
- 地域企業の参入機会:今回の応募状況から、地域の事業者や広域の企業にとっても新たな広告媒体として関心が高い。この先行事例が他の公共空間での類似企画につながる可能性がある。
市は第2弾の募集で設置場所を追加する計画を示しているため、関心のある事業者や市民は市の公式発表を注視しておく必要がある。募集の際には応募条件や設置基準、広告内容の審査基準が提示されるはずで、景観保全や周辺利用者への配慮に関する要件が設けられる可能性が高い。
市民への実用的な案内
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 掲載企業 | 石油資源開発株式会社(JAPEX) |
| 設置場所 | 米百俵プレイス・ミライエ長岡前歩道 |
| 設置日時 | 9月17日(木)午前10時(予定) |
| 広告料 | 年額 118,800円 |
| 掲載期間 | 原則2年間 |
| 使用済み蓋販売 | 販売数 10枚、価格 3,300円、申込 9/1~9/30、引渡予定 11/6・11/13 |
上記の通り、詳細や第2弾の募集情報は長岡市の公式ホームページで追って発表される見込みである。設置当日の周辺道路や歩道の一時的な規制が行われる場合もあるため、通行予定のある市民は注意を払ってほしい。
今回の取り組みは、小規模ながら公共空間を活用した新たな収入源のモデルケースといえる。市が発表している事実に基づけば、広く市民の理解を得ることで地域のPRや資金面での効果が上がる可能性がある。反面、景観や公共性の維持、広告内容の適正化など検討すべき点もある。市や関係団体が今後示す募集要領や審査基準、実際の設置状況を確認し、必要に応じて意見を提出する姿勢が求められるだろう。
(長岡担当記者・松本 隆)