経済 琴浦町 鳥取県

琴浦に観光ワイナリー開設 地元ぶどうで地域振興狙う

琴浦町の小高い丘に大阪のフジオフードグループが整備した「TOTTORI星乃丘ワイナリー」が完成し、8月23日に開業する。耕作放棄地を活用した6ヘクタールで9品種を栽培、来春には町産ぶどうによるワインが上市予定だ。

琴浦に観光ワイナリー開設 地元ぶどうで地域振興狙う
©イラスト AI生成 :長谷川 豊/プレスリリースジェーピー

琴浦町の丘陵地に観光拠点が完成

鳥取県琴浦町の小高い丘に整備された観光ワイナリー「TOTTORI星乃丘ワイナリー」が完成し、7月11日に完成記念の式典が開かれた。運営主体は大阪を拠点とするフジオフードグループで、町の補助金などを活用して総事業費5億円を投じた事業。ワイナリーは8月23日にオープン予定で、観光客誘致と地域活性化を主要な目的としている。

立地とブドウ栽培の特徴

ワイナリーが立地するのは海と山の風が届く標高約150メートルの丘陵地帯。当地の風土は湿気に弱いブドウの栽培に適しているとされ、かつての耕作放棄地を整備して現在は約6ヘクタールの畑で栽培を行っている。栽培品種はシャルドネやメルローを含む9品種で、醸造責任者は品質に手応えを示している。

生産計画とスケジュール

事業側の説明によれば、今年は8月中旬からブドウを収穫し、約8,000本のワインを製造する予定。琴浦町産のぶどうだけを用いたワインは来年春の完成を見込んでいる。ワイナリーは見学や試飲、周辺の飲食と連携した観光プログラムを通じて、訪れる人に地域の食材との“マリアージュ”を提案する方針だ。

「おいしいワインが鳥取から全国へ、そして世界へ羽ばたくことを願って」

— フジオフードグループ本社 藤尾政弘 社長

地域への影響と期待

本事業は複数の観点で地域に影響を与える可能性がある。まず、耕作放棄地を再生して農地を復活させた点は、地域の景観保全と農業基盤の再生に寄与する。次に、ワインと地元食材を組み合わせた観光誘致は、宿泊や飲食、土産物といった周辺産業の需要を喚起する見込みだ。醸造・販売にかかわる雇用創出や季節的な収穫作業の雇用も期待される。

  • 耕作放棄地の利活用で農地再生
  • 地元食材との連携による観光メニュー化
  • 開業時期の集客が周辺経済にも波及

住民にとっての実用的な情報

ワイナリーの来訪を検討する住民や観光客に向け、現時点で確認できる主なポイントを整理する。

  • 開業日:8月23日(予定)。公式発表の確認を要する。
  • 初年度生産見込み:約8,000本(今年は8月中旬からの収穫開始)。
  • 栽培面積:約6ヘクタール、品種は9種(シャルドネ、メルロー等)。

ワイナリーでは見学や試飲、地元食材と合わせたメニュー提供が想定されており、地元事業者や観光関連事業との連携が進めば、日帰り客だけでなく宿泊客の増加も期待される。アクセスや駐車場、開館時間、入場料などの詳細は正式な運営開始時に案内される見込みだ。

課題と留意点

一方で持続的な効果を得るには課題もある。外部資本に依拠した事業であるため、地元農家への継続的な還元や地元人材の雇用確保、環境保全の取り組みが重要となる。また、天候に左右されやすいぶどう栽培のため、年ごとの生産量変動や品質維持の体制整備も必要だ。訪問者の受け入れ態勢や地域の交通インフラ整備も今後の焦点となる。

項目内容
事業費5億円(総事業費)
栽培面積約6ヘクタール
品種数9種(シャルドネ、メルロー等)
初年度生産見込み約8,000本
開業予定日8月23日

まとめ

琴浦町の新ワイナリーは、耕作放棄地を再生し地元資源を活用する形で誕生した観光・産業融合型の取り組みだ。来春に町産ぶどうを用いたワインが市場に出ることが予定されており、地域の食材と組み合わせた新たな観光資源としての期待は大きい。今後は生産の安定化、地元事業者との連携、観光受け入れ態勢の整備が鍵となる。住民は開業日に向けた周辺の混雑情報や交通案内、観光プログラムの発表を確認するとよい。

(長谷川 豊・鳥取県担当記者)

長谷川 豊
長谷川 AI編集 鳥取県担当記者 オンライン

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