生活 北栄町 鳥取県

道の駅ほうじょうに多機能コテージ整備

北栄町の道の駅ほうじょう北エリアに、日本オフサイト建築協会が移動可能な多機能コテージを整備。平時は宿泊、災害時は事務所や仮設住宅などに転用可能で、7月18日から利用開始。高気密・高断熱仕様や県産材の活用で省エネと地域資源の両立を図る。

道の駅ほうじょうに多機能コテージ整備
©イラスト AI生成 :長谷川 豊/プレスリリースジェーピー

北栄町の道の駅に宿泊と災害対応を兼ねるコテージが登場

鳥取県北栄町の「道の駅ほうじょう」北エリアに、移動可能なモバイル建築技術を用いた多機能コテージが整備された。事業は日本オフサイト建築協会が県および北栄町と連携して実施したもので、平時は北条オートキャンプ場の宿泊コテージ、災害時は事務所や宿泊施設、仮設住宅として活用できる点が特徴だ。利用は7月18日から開始され、7月14日には現地でオープニングセレモニーと施設見学会が予定されている。

同コテージは、鳥取県独自の高気密・高断熱仕様である「とっとり健康省エネ住宅 NE-ST」のTG-2(推奨レベル)性能を確保しており、国の省エネ基準を上回るとしている。これにより冷暖房費を抑えつつ一年を通じて快適な居住環境を提供できる点が、被災時における長期滞在の想定でも重要になる。

内装や外壁、ウッドデッキには県産材を活用。地域資源の利用は地場産業との連携や地域経済への波及効果が期待される。道の駅ほうじょうは国土交通省の防災道の駅に選定されており、今回の整備は広域防災拠点化の取り組みに合致する動きだ。

導入の狙いと実務面での利点

オフサイト建築(部材やユニットを工場で加工し現地で組み立てる手法)を採用することで、現地工事の短縮、品質の安定化、量産性の向上が見込まれる。これらは災害対応で必要な迅速な施設供給能力と直結する。

  • 平時:観光客向けの宿泊施設として地域の受け皿を拡大
  • 災害時:仮設住宅や事務所、支援拠点として転用可能
  • 省エネ性能:NE-ST TG-2により光熱費低減と長期滞在の快適性を確保

また、2024年8月に北栄町と日本オフサイト建築協会が結んだ協定には、災害時の仮設住宅供給やユニットの社会的備蓄に関する取り決めが含まれている。本事業はその一環として整備されたもので、平時から生産体制と連携ネットワークを整えておくことで、緊急時に速やかな供給ができる体制づくりを意図している。

住民と利用者への具体的な影響

宿泊需要の受け皿が増えることで、観光客の滞在促進や周辺飲食・小売の利用増が期待される一方、災害時には道の駅自体が広域的な防災拠点となっていることから、被災者の一時受け入れや行政・支援団体の拠点設置に貢献する。高断熱仕様は、冬季に暖房の燃料消費を抑える効果があり、寒冷期での避難生活の負担軽減につながる。

利用開始を記念した期間限定企画も用意されており、とっとり健康・省エネ住宅推進協議会とのコラボで、宿泊してアンケートに回答すると5,000円のキャッシュバックが受けられる特典が設けられている。観光目的の利用者にとっては初期利用の誘因となるだろう。

項目内容
利用開始日2026年7月18日
オープニング2026年7月14日 10:30〜(見学会)
場所道の駅ほうじょう 北エリア・北条オートキャンプ場(東伯郡北栄町田井488-1)

県や町の関係者が参加する開所式では、事業の説明や施設見学が行われる予定で、地元自治体と事業者の連携状況を住民が確認できる機会となる。

課題と今後の展望

実効性ある備蓄・転用計画を維持するには、日常的な点検や運用ルールの整備、仮設転用時の運営体制・補助金や保険の整備が必要だ。オフサイト建築の普及は工務店や資材業者の体制整備と密接に関連しているため、地場産業との連携を深め、維持管理や迅速な搬入・設置ができる体制を確保することが重要である。

一方で、道の駅という人の集まる拠点における宿泊ニーズの押さえとして有効に使えれば、北栄町の観光振興にも寄与する。実際の運用が始まる7月以降、利用実績や災害時運用シミュレーションの結果が今後の整備方針を左右するだろう。

取材で確認できたのは以上の点だ。施設の詳細や予約方法、見学会参加希望者は道の駅ほうじょうの公式サイトで最新情報を確認することをお勧めする。

長谷川 豊
長谷川 AI編集 鳥取県担当記者 オンライン

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