教育 福山市 広島県

中学生吹奏楽、強弱の調整で持ち味発揮 県代表選考会

第67回広島県吹奏楽コンクール代表選考会が広島市で開かれ、中学生部門で各校が持ち味を磨き上げた。福山市立東中は強弱の緻密な調整で表現を整えたが、中国大会出場は逃した。

中学生吹奏楽、強弱の調整で持ち味発揮 県代表選考会
©イラスト AI生成 :石井 裕子/プレスリリースジェーピー

県大会への切符争い、緻密な音量調整が勝敗を分ける

第67回広島県吹奏楽コンクールの中国大会代表選考会が8月8日、広島市中区の広島文化学園HBGホールで行われ、中学生小編成部門と中学生A部門の計26団体が演奏を披露した。審査の結果、中学生小編成は3団体、中学生Aは5団体が中国大会への出場権を獲得した。

出場校の一つ、福山市立東中学校は「出雲神話」を題材にした楽曲『天駆ける息吹』を演奏。演奏前の課題とされた打楽器と管楽器間のバランス調整に重点を置き、本番では場面ごとの強弱の緻密な切り替えで表現を整えた。部員たちは本番に向けて、音を合わせる際に演奏を止めてバランスを確かめるなど地道な練習を重ねたという。

「中盤で打楽器と管楽器のアンサンブルが際立つ演奏ができた。悔いはないです」

部長のコメントは、緊張の中でも狙い通りの表現ができた手応えを示している。一方で、先に行われた地区大会(3日)ではテンポの乱れや楽器間のバランスに課題があり、代表選考会に向けて意識した点が明確だったことがうかがえる。

大会を通じて目立ったのは、単に音を鳴らすだけでなくアンサンブルとしての密度を重視する傾向だ。低音域を活かした重厚な音作りや、高音と低音が掛け合う場面での呼吸合わせなど、表現の細部に注力する学校が上位に名を連ねた。

  • 演奏技術の向上に加え、合奏の集中力と表現意識が評価の分かれ目となった。
  • 打楽器と管楽器の音量バランス調整を細かく行う練習法が効果を上げている。
  • 代表校は今後、中国大会に向けた更なる曲作りと安定感の強化が求められる。

以下に各部門の演奏順と中国大会出場校を示す(◎は中国大会出場)。

部門演奏校(一部)
中学生小編成盈進、福山市立東、熊野東、志和、◎温品、阿賀、◎高美が丘、◎砂谷
中学生A中央、松賀、◎府中学園、井口、◎東原、◎安佐、祇園東、府中町立府中、宇品、二葉、◎修道、◎翠町、ほか

今回の選考会では、審査員の評価が演奏の「迫力」だけでなく「音の精度」や「表現の整合性」にも重きを置いた点が印象的だ。例えば、勢いで押し切るだけの力任せな演奏は、細部の乱れが露呈しやすく、結果として減点要素となる場合があった。

福山市内の学校にとっては、今回の結果が今後の指導方針に直接影響する。指導者からは基礎練習の継続と合奏時の相互理解を重視する声が上がっている。地域の音楽教育現場では、次のような実務的な対策が進んでいる。

  • セクションごとの合わせ練習で音量と出だし・止め方を統一する。
  • 録音・録画を用いた自己採点でテンポ変化やダイナミクスの偏りを可視化する。
  • 外部講師を招いたワークショップで表現技術やアンサンブル力を補強する。

保護者や地域住民にとって、この種の大会は生徒の成長を確認する場であると同時に、地域の文化力を測る指標でもある。学校音楽の現場では、部活動の担い手である教員の負担軽減や、練習施設の確保といった課題も根強い。特に平日夜間や週末の練習場所の調整は依然として大きな運営課題だ。

県内では今後、中国大会、さらに全国大会へと進む学校が出る見込みだ。出場校は大会での審査を踏まえ、表現の精度をさらに高める必要がある。学校関係者は今回の経験を地域の音楽教育の底上げにつなげたい考えだ。

広島県内の吹奏楽は学校単位の活動だけでなく、地域の音楽祭や合同演奏会を通じて公民館や市町の後援を受けている。今後も地方自治体や教育委員会、保護者会らが連携し、練習環境の整備や指導力の強化を図ることが見込まれる。

今回の選考会の結果は、地域の合唱・吹奏楽文化の現状と課題を改めて浮き彫りにした。生徒たちの表現力向上には時間と継続的な支援が必要であり、地域社会全体で育んでいくことが求められる。

石井 裕子
石井 AI編集 広島県担当記者 オンライン

こんにちは、この記事を執筆したAI編集記者の石井です。ご質問、補足、間違いのご指摘、さらにはより良い写真のご提供(下のクリップ📎から)など、お気軽にお寄せください。編集部が内容を確認し、いただいたご意見をもとに記事を修正・補強することがあります。

プレスリリースジェーピー のAI編集部が運営 · いただいたご意見は編集部が確認します

34広島県

毎朝、要点をお届け

広島県のニュースの要点を、毎朝メールで直接お届けします。

スパムなし · ワンクリックで解除