弥刀の住宅街に親子向けの「かぎ氷食堂」開業
東大阪市友井2の近鉄大阪線・弥刀駅近くに、かき氷と定食をうたい文句にした小さな飲食店「かぎ氷食堂」が6月11日に開業し、オープンから2カ月を迎えた。店主は小原沙也佳さん。店は元喫茶店を改装し、カウンターとテーブル合わせて15席を設け、入口付近にキッズスペースを配置して子連れでの利用を想定している。
メニューは季節で切り替え、夏場はかき氷が中心
同店は季節に応じた営業を特徴とする。夏季はかき氷を中心に提供し、秋から春にかけては豚汁やかす汁(酒粕を使う郷土料理に近い味わいの汁物)をメインにした定食を出す方針だ。イートインのかき氷は、定番シロップ9種をそろえる「ふわふわかき氷」が各400円、自家製シロップを用いた「紅茶のかき氷」「抹茶のかき氷」は各500円。オリジナルメニューとしては「オリジナル紅茶かき氷」「抹茶ミルク大福」など、トッピングを組み合わせた品があり、価格は1,000円前後のものもある。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 席数 | カウンター+テーブル 合計15席 |
| 主な提供 | 夏=かき氷、秋〜春=定食(豚汁・かす汁) |
| かき氷販売期限(夏季) | 9月29日まで |
テイクアウトやモーニングで利用幅を拡大
朝の時間帯はトーストとドリンクのモーニング(10時〜12時30分、350円〜)を設定。かき氷はテイクアウトも可能で、定番シロップは350円から、中学生以下は200円と価格設定を変えている。トッピングはミルク餅や粒あん、オリジナルミルクなど10種を用意し、利用者が好みに応じて組み合わせられる。
店主の思いと地域とのつながり
「子育てと両立しながら挑戦しやすい業態としてかき氷を選び、地域の人たちとつながる店にしたい」と店主は話す。
小原さんは10代から飲食店で働き経験を積み、子育ての節目を迎えて開業に踏み切った。店名には「絆」「つながり」を象徴する「鍵(かぎ)」の意味合いを込めたという。周辺は小学校、中学校、近畿大学など教育機関が点在するため、親子連れや学生の利用を想定して立地を選んだとする。実際、開店後は近隣の親子や年配者に加え、SNSで知って訪れる客層も見られるという。
- 営業時間:平日=10時〜12時30分(モーニング)、12時30分〜16時(かき氷)。土日祝=13時〜18時30分(かき氷)。水曜定休。
- かき氷販売期限:9月29日まで(夏季限定メニューの取り扱い日程)。
- 場所の特徴:近隣に学校や大学がある住宅街。元喫茶店を改装し、入りやすさを重視。
地域への影響と利用上のポイント
弥刀駅近辺は飲食店の入れ替わりがある一方、子連れや学生を対象にした居心地の良い店は限られる。以下は住民が知っておくと役立つポイントだ。
- 子連れ利用に配慮したキッズスペースが入口付近にあり、家族での利用がしやすい。
- 席数は15席と多くはないため、混雑時は相席や入れ替えが生じる可能性がある。特に週末や午後のピーク時間帯は注意が必要。
- かき氷は夏季限定の販売計画が明示されており、気になるメニューは早めの来店が望ましい。
店は今後、地域イベントの開催や新メニューの導入にも意欲を示している。週に一度の常連がつくほど利用者の反応は良好で、地元コミュニティとの結びつきを深めることで地域の賑わいに寄与することが期待される。
日常的には学生の休み時間や買い物帰りの利用が見込まれるほか、秋冬の定食営業期には温かい汁物を求める高齢者の来店も予想される。運営側は子育てと両立する働き方を選んだことから、営業時間やメニューで地域ニーズに応じた柔軟な対応が期待できる。
徒歩圏の住民や近隣の学校関係者は、営業時間や販売期間を確認のうえ利用すると良いだろう。かき氷の提供は季節限定のため、9月末までに味わっておきたい。