日常に根ざした店舗の機能を再構築
東大阪市日下町でテイクアウト中心に親しまれてきた「バナカラ×モンキーズ」と、近隣で営業する「お食事処 モンキー×モンキーズ」が一体となり、7月9日にリニューアルオープンした。店主は垣内皆人さん。今回の再始動では、これまでの持ち帰りに加え、店内で飲食できる体制を整え、地域住民の食ニーズに応える形へと業態を切り替えている。
改装後の店舗は客席を7席設け、短時間での利用やテイクアウトとの併用に対応できる小規模な飲食スペースを確保した。メニューは店主の出自である揚げ物のラインナップを軸に、店内限定で提供する麺類や定食を加えた構成となっている。
提供メニューと価格のポイント
営業開始時点で公表された主な品目は次の通りだ。
- 和風だしラーメン:1,280円(店内提供)
- 盛岡冷麺:1,280円(店内提供)
- からあげ定食:980円
- ミックスフライ定食:980円
- コロッケ:120円(単品)
- からあげ(単品):180円(個数設定あり)
テイクアウト用の揚げ物は多彩にそろえ、からあげは3個で540円、ディップソースは5種を用意(各100円)。そのほかメンチカツやアジフライなど揚げ物8種と弁当を展開する。子ども向けにトルネードポテトやチュロスといった商品も用意しており、幅広い世代の利用を見込んでいる。
店の成り立ちと営業形態
同店は2023年12月に一度閉店していたが、2024年以降は地域のグルメイベント「東大阪くいだおれ祭り」への参加や各種イベント出店を通じて活動を続けてきた。今回、近隣で業態変更した居酒屋側の事情を受け、テイクアウトの拠点を移設・拡張して店内飲食の機能を組み入れた格好だ。
「和風だしラーメンは唐揚げに使うだしを応用してスープを作っている。日替わりのおかずを小鉢で並べ、忙しい人が選びやすい形にしたい」— 垣内皆人店主
店主は自身の好みでラーメンを提供してきた経験があり、今回も一からレシピを組み直したと説明している。和風だしラーメンには鶏生ハム、とろろ、梅肉、ゆずこしょうといった薬味を添え、味の変化を楽しめるよう工夫しているという。また、盛岡冷麺は複数の麺を試して仕入れ、キムチやとろろを組み合わせて提供している。
営業日時と連絡先、利用上の留意点
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東大阪市日下町3(詳細は店舗へ確認) |
| 電話 | 072-970-5651 |
| 営業時間 | 木曜・金曜 11:00〜14:30/16:00〜21:00 |
| 席数 | 7席 |
営業は現状、週2日の木曜と金曜に限定している。来店前に電話での確認を勧める。席数が限られるため、店内利用の場合は混雑状況を確認しておくとよい。
地域への波及効果と今後の計画
垣内店主は、地域の住宅地という立地を踏まえ、子どもや学生、夕食を手早く済ませたい住民などの日常需要を見据えた商品構成を示した。コロッケ1個からの注文が可能な点や、単品の揚げ物を充実させた点は、忙しい家庭や一人暮らしの住民にとって利便性が高い。
さらに店主は、営業日以外を活用する構想も明かしている。具体的には、店の前にキッチンカーを呼んで店内で食べられる仕組みを検討するほか、飲食店開業を目指す人の支援を兼ねた運営にも取り組みたいとしている。こうした取り組みは、地域内での起業支援や商店街の賑わい回復に寄与する可能性がある。
小規模飲食店によるこうした工夫は、東大阪の商店街や住宅地での買い物・食事行動を多様化させる。店舗の営業時間や営業日が限定的な点は利用者にとって留意点だが、テイクアウトと店内飲食を柔軟に組み合わせることで日常使いの選択肢が広がることも期待される。
近隣住民、通勤・通学者、イベント参加者らが日常的に利用できる店として定着するかどうかは、メニューの安定供給や営業時間の拡充、周辺への情報発信に依る。店主が示すように、今後キッチンカーや新規開業支援を通じて地域の飲食シーンに関わり続ける姿勢は、東大阪の街の魅力づくりにとって好材料となるだろう。
来店を検討する住民は、営業時間と席数に留意のうえ、事前の電話確認を推奨する。日替わりの小鉢や単品揚げ物は持ち帰りにも向くため、弁当需要のある家庭や仕事帰りの利用にも適している。