四国産柑橘を軸にした都市型カフェが本町に開店
7月23日、Osaka Metro本町駅から徒歩約1分の場所に、柑橘をテーマに据えたカフェ「CITRUS JOURNEY(シトラスジャーニー)」がグランドオープンした。運営会社はリッシュ。店舗は朝から夜まで開き、通勤や買い物、業務の合間に立ち寄れる“日常の途中の小さな旅”を志向する。
産地直送の果実を「果汁・果肉・果皮」まで活用
同店は高知県をはじめ四国の生産農家から採れたての柑橘を直送で仕入れ、果汁や果肉だけでなく果皮も含めて余すことなく活用するメニュー設計を行う。季節ごとに変わる果実を用いたジュースや、柑橘の香りを活かしたスイーツ・軽食が提供されるため、旬の味を都市部でも追いかけられるのが特徴だ。
店内は“3層の旅”を表現、五感に訴える空間設計
店舗は階ごとに内装や香り、音楽を変える三層構成を採用。1階は北欧駅を想起させる黒基調のモードな空間、2階はヨーロッパ風のカフェをイメージした落ち着いた佇まい、3階はアンティーク調でジャズバーを思わせる雰囲気となっている。3階は分煙設計で喫煙スペースを備える。
"Another place to belong ―― 今を生きるあなたに、もう一つの居場所を。"
運営側はこの言葉を掲げ、忙しい市街地で立ち止まれる余白を提供することを明示している。周辺はオフィス街で、本町駅は1日約20万人の乗降があるターミナルに位置するため、通勤客や近隣で働く人々の利用が見込まれる。
料理はプロ監修、セントラルキッチンで一貫調理
メニュー監修はフレンチ出身の料理人とパティシエが担当。既成の冷凍食品に頼らず、セントラルキッチンで丁寧に仕込み、店頭でフレッシュな素材と組み合わせて提供する方針を取る。パンは提携ベーカリーから調達し、サンドイッチやサラダ、ガトーショコラなどを柑橘の風味で仕上げる。
地域連携と今後の展開
運営会社はこれまでも高知県と協力関係を築いており、担当責任者の赤堀忍氏は「高知アンバサダー」の経験を持つ。今回の出店は地方の生産者が都市部の顧客と直に接する機会を増やす試みだと位置づけられており、将来的には日本各地の生産者や料理人と連携を拡大していく考えを示している。
利用者にとっての具体的な利点と留意点
周辺で働く人や通勤客にとって、同店の利点は次の点に集約できる。
- 短時間で旬の果実を味わえる:直送の柑橘を使ったドリンクや軽食は手早く摂れるため、短い休憩時間でも利用しやすい。
- 香りを重視した空間で気分転換が図れる:階ごとに異なる香りや音楽の演出で、仕事の合間のリフレッシュに寄与する。
- 産地の物語に触れられる:メニューを通じて生産者や果実の歴史を紹介するため、消費を通じた地域支援につながる点がある。
一方で、混雑状況や提供までの時間、店内の席数や滞在制限といった運用面は利用時に確認が必要だ。駅近という立地からピークタイムは来店が集中する可能性があるため、短時間の滞在を前提にした利用計画が望ましい。
店舗情報(利用前のチェックに)
| 店舗名 | CITRUS JOURNEY(シトラスジャーニー) |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府大阪市中央区本町3-5-6 |
| 営業時間 | 7:00~22:00(フードL.O.21:00/ドリンクL.O.21:30) |
| 定休日 | 年中無休 |
| 公式サイト | https://citrus-journey.com |
オフィスワーカーや近隣住民にとって、朝の通勤前、昼休み、仕事帰りといった時間帯での利用価値が高い。特に季節の柑橘を味わいたい人や、香りによる気分転換を求める人には注目の新店だ。産地直送という流通形態は、消費者が果実の旬を意識する機会を増やすと同時に、生産者側にも新たな販路を提供する可能性があり、都市と地方をつなぐ一例として今後の動向が注目される。