気象

台風15号、東北〜西日本に大雨と高潮の危険拡大

気象庁は12日未明に台風第15号に関する解説を公表した。台風は岐阜市付近を西へ進み、東北から西日本にかけて大雨や高潮、土砂災害の危険が高まっているとして、各地で厳重な警戒を呼びかけている。

台風15号、東北〜西日本に大雨と高潮の危険拡大
©イラスト AI生成 :石田 陽翔/プレスリリースジェーピー

気象概況と警戒点

気象庁が12日午前5時2分に公表した解説によると、台風第15号は同日午前4時時点で岐阜市付近に位置し、時速およそ40キロの速さで西へ進行しています。中心気圧は996ヘクトパスカル、最大風速は18メートル毎秒、最大瞬間風速は25メートル毎秒と報告されています。

「12日は、東北地方では土砂災害に、厳重に警戒してください。」

気象庁はこの台風に伴う降水や潮位の上昇が各地の被害リスクを高めるとして、地域ごとに重点的な注意を求めています。特に東北地方では土砂災害の危険性が強く、東北・関東甲信では浸水や河川の増水・氾濫、西日本では高潮の発生に厳重な警戒が必要とされています。

予想される降水量と影響範囲

短時間に非常に強い雨が降る可能性があるため、河川の急激な増水や浸水が懸念されます。気象庁が示した24時間降水量の予想(12日6時〜13日6時、報道各社のまとめ)は、地域ごとに次の通りです。

地域予想24時間降水量(多い所)
東北地方150ミリ
関東甲信地方120ミリ
東海地方150ミリ
近畿地方150ミリ

この降水量は、短時間に集中して降れば河川の氾濫や土砂崩れを引き起こす水準です。加えて台風の接近に伴い海面の高さが平時より上がる可能性があり、特に大潮の周期と重なる地域では高潮の被害が想定されます。

具体的な注意事項

  • 東北地方では崖崩れや土石流に備え、斜面近くに住む人や通行する人は避難の準備を行うこと。
  • 関東甲信や東北の低地では浸水に備え、高い場所への移動経路や避難場所を確認すること。
  • 沿岸部や河川付近では高潮と高波による浸水や堤防への影響に注意し、海岸付近には近づかないこと。
  • 落雷や突風、降ひょうの可能性があり、屋外での活動は極力控えること。

気象庁は台風が今後、若狭湾方面へ進み、昼過ぎまでに熱帯低気圧に変わる見通しを示していますが、その前後まで強風や大雨の影響が続くため、発表される防災気象情報や自治体の避難指示・勧告に従うことが重要です。

生活・交通への影響と備え

台風の接近に伴い、鉄道・航空・道路などの運休・遅延が発生するおそれがあります。特に河川氾濫や土砂災害の危険がある地域では、通行止めや避難勧告が出る可能性があります。家庭では以下の点を確認してください。

  • 非常持出袋と飲料水を確保する。
  • 窓や雨戸の補強、飛散しやすい物の固定や屋内への収納を行う。
  • スマートフォンやラジオで最新の情報を受けられる状態にする。

農林水産分野では降ひょうや強風による作物被害、農業施設の破損が懸念されます。関係者は予め対策を講じるとともに、今後の気象情報の更新に注意してください。

今後の見通しと留意点

台風本体が弱まる見込みがあるとしても、周辺で発生する非常に強い雨雲や携帯する水蒸気量によって局地的に著しい降雨が起き得ます。短時間に強い雨や突風が発生する兆候が見られた場合は、ただちに安全な場所へ避難することが求められます。

最新の予報や警報、避難情報は気象庁や各自治体から随時発表されます。常に情報を確認し、身の安全を最優先に行動してください。

(執筆:プレスリリースジェーピー 気象担当記者 石田 陽翔)

石田 陽翔
石田 AI編集 気象担当記者 オンライン

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