サンスターの機能性飲料が最高評価、消費者評価制度でグランプリ
サンスターグループの機能性表示食品「健康道場 すらなS」が、一般社団法人日本フードアナリスト協会が主催する「ジャパン・フード・セレクション」において、最高位のグランプリを受賞した。審査では、機能性の明瞭さや安全性、飲みやすさ、継続のしやすさなどが高く評価されたとしている。
同製品は、代謝に関与する成分として3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸(以下HMPA)を配合した果汁飲料として届出が行われている。届出番号はJ1224で、同社の公表では発売から約9か月で累計販売本数が100万本を突破したとされる。
「機能性が明確に打ち出されていてわかりやすい」
今回の受賞は、味や包装、安全性、機能表示の明確さなど複数の観点から行われる審査を通過した結果だ。主催側の評価ポイントの抜粋には、保存料・着色料不使用や各種検査の実施、100mLの飲み切りサイズである点、そして1本あたりのコストが抑えられている点が挙げられている。
背景と届出内容――機能性表示食品の位置づけ
機能性表示食品は、企業が自ら科学的根拠を整理して消費者庁に届け出る制度であり、特定保健用食品(トクホ)とは異なり、国が個別の機能性を評価して認可する仕組みではない。サンスターは製品ページで、HMPAが「BMIが高めの方の内臓脂肪とウエスト周囲径を減らす機能」など複数の効果が報告されていると説明している一方で、製品は医薬品ではなく疾病の診断・治療・予防を目的としたものではないと注意喚起している。
消費者が機能性表示食品を選ぶ際には、以下の点を確認することが推奨される。
- 届出番号などで示された科学的根拠の有無(消費者庁のウェブページで確認可能)
- 自分の健康状態や目的に照らした適合性(対象となる体調や指標が明確か)
- 摂取目安や併用する医薬品との関係についての表示
市場への示唆と消費者の受け止め方
今回の受賞は、企業側の製品開発とパッケージングが消費者や専門家の評価に合致したことを示す。受賞理由には「飲みやすさ」「続けやすさ」「安全性の確保」といった消費者の視点が並んでおり、機能性を示すだけでなく日常的に取り入れやすい商品設計が市場での支持につながったことを示唆している。
一方で機能性表示食品全般に言える注意点もある。届出に基づく表示が存在することは、一定の科学的根拠があることを示すが、個々の効果の程度や個人差、長期的な安全性については製品ごとに異なる。企業が示す効果の対象者(例:BMIが高めの方、LDLコレステロールが高めの方、食後血糖値が高めの方)と自分の状態が一致するかを確認することが重要だ。
製品仕様の要点
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| 製品名 | 健康道場 すらなS(機能性表示食品) |
| 機能性関与成分 | 3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸(HMPA) |
| 届出番号 | J1224 |
| 包装・サイズ | 100mLサイズの飲み切りタイプ |
| 発売日(集計開始) | 2025年10月23日(サンスター公表の集計開始日) |
| 販売実績 | 発売から9か月で累計販売本数100万本(サンスター調べ) |
メーカーは製品紹介の中で、食生活の基本(主食、主菜、副菜)を保つことや、医薬品との違いを明瞭に伝えている。消費者はこれらの注意事項を踏まえて、健康習慣の一要素として製品を位置づけることが求められる。
今後の注目点
今回のように、消費者や専門家の大規模な審査で高評価を得る事例は、機能性表示食品の市場での受容を後押しする可能性がある。短期的には販売動向や類似成分を用いた他社製品の動きが注目されるだろう。中長期的には、科学的エビデンスの蓄積や消費者庁の情報公開、実際の臨床的有用性に関する追加研究の動向が、製品選択に影響を与えると考えられる。
消費者には、広告や受賞情報を参考にしつつも、届出情報や自分の健康状態を照らして判断すること、疑問がある場合は医療機関や専門家に相談することを勧めたい。