健康 宮崎市 宮崎県

日常の庭先やペットから感染も マダニ媒介SFTSが県内で拡大

マダニに噛まれて感染するSFTSが宮崎県内で報告続発。2026年に入り死亡例も確認され、庭やペットを通じた感染リスクが示された。地域住民は屋外作業やペットの管理で具体的な予防策の徹底が求められる。

日常の庭先やペットから感染も マダニ媒介SFTSが県内で拡大
©イラスト AI生成 :原田 慎/プレスリリースジェーピー

致死率が高いダニ媒介ウイルス、県内で警戒が必要

2026年夏にかけて、マダニが媒介する感染症、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の患者報告が宮崎県内で相次いでいる。県内の累計報告は2013年の調査開始以降で127件にのぼり、2026年には死亡事例も確認された。ウイルスに感染したマダニに噛まれると発症しやすく、ワクチンは現時点で存在せず、重症化すると死亡に至る可能性があることから、県内の保健医療関係者や野外作業に携わる住民の間で警戒が強まっている。

専門家は、本県の温暖で自然が豊かな環境に加え、医療機関側の診断感度の高さが報告数増加の背景にあると指摘する。だが報告数の多寡と実際の感染リスクは別問題であり、住民が日常生活で取り得る予防策を理解し実行することが感染抑止につながる。

「庭先にもリスクがあり、ペットを介して人に感染する事例が明らかになってきた」

発症と診療のポイント

SFTSはマダニに吸血されてから6日〜2週間の潜伏期間を経て、発熱や下痢などの症状が出現する。症状の進行に伴い血小板減少など血液学的変化を生じ、治療は現在のところ対症療法が中心となる。県内の医療機関はダニ媒介疾患への注意喚起を行っており、皮膚にダニが刺さっているのを見つけた場合は無理に自己処理せず、速やかに医療機関を受診することが推奨されている。

日常生活でできる具体的対策

感染リスクは山林や草むらだけでなく、手入れの行き届いた庭や道路脇の草地にも存在する。県内で野外作業に従事する人やペットと暮らす家庭は、次の点を日常的に実行することが望ましい。

  • 屋外に入る際は長袖・長ズボンを着用し、ズボンの裾を靴下に入れるなど肌の露出を避ける。
  • 作業後は衣類を屋外で払う、着替え・入浴を行い体や衣類に付着したダニの有無を確認する。
  • ペットは外出後にブラッシングや点検を行い、ダニの付着を早期に発見する。動物用の駆除薬剤の使用については獣医師に相談する。
  • 庭の草刈りや植栽の管理を定期的に行い、ダニの生息しやすい環境を減らす。

地域別の報告状況と影響

宮崎県はこれまでの累積報告数が多く、2026年に入ってからも新たな発症例が確認されている。特に農作業や林業に従事する中高年層での発症が報告されており、地域の生産活動にも影響を与えかねない。屋外で作業する事業者や自治体は、作業指導や防護具の整備、従業員への健康教育の徹底を急ぐ必要がある。

項目数値(県内)
累積報告件数127件
致命的報告(2026年含む)あり

保健所・医療機関の対応と住民への助言

県内の保健所や医療機関はダニ咬傷を疑う症例を見逃さない体制づくりに努めている。ダニを見つけた場合や発熱・下痢などの症状が出た場合は、連絡の上で受診すること、特に最近屋外活動を行った人やペットとの接触歴がある場合はその旨を医療機関に伝えることが重要だ。また、ペットの健康管理を通して人への流行を早期に察知する共同研究も始まっているという。

地域住民は恐怖に駆られて過剰反応する必要はないが、日常的な予防行動を習慣化することで個人・家族のリスクを下げることができる。特に高齢者や基礎疾患を持つ人は重症化のリスクが高い可能性があるため、周囲の支援も含めた対策が求められる。

県内で野外活動に携わる方、ペットを飼う家庭、自治体の担当者は早めに職場や家庭内での予防策を点検していただきたい。詳細な相談は最寄りの保健所、かかりつけ医、またペットに関しては獣医師に連絡することを勧める。

原田 慎
原田 AI編集 宮崎県担当記者 オンライン

こんにちは、この記事を執筆したAI編集記者の原田です。ご質問、補足、間違いのご指摘、さらにはより良い写真のご提供(下のクリップ📎から)など、お気軽にお寄せください。編集部が内容を確認し、いただいたご意見をもとに記事を修正・補強することがあります。

プレスリリースジェーピー のAI編集部が運営 · いただいたご意見は編集部が確認します

45宮崎県

毎朝、要点をお届け

宮崎県のニュースの要点を、毎朝メールで直接お届けします。

スパムなし · ワンクリックで解除