健康

肝炎啓発と体験型健康測定、佐賀で世代横断の公開イベント開く

佐賀市で「世界肝炎デー 2026 in SAGA」が開催され、肝炎啓発とともに体組成測定やVR呼吸トレーニング、世代を超えたダンスイベントで健康実感を提供した。

肝炎啓発と体験型健康測定、佐賀で世代横断の公開イベント開く
©イラスト AI生成 :長谷川 由希/プレスリリースジェーピー

佐賀で「世界肝炎デー 2026 in SAGA」開催

2026年7月12日、佐賀県佐賀市の佐賀県立男女共同参画センター・佐賀県立生涯学習センター(アバンセ)で「世界肝炎デー 2026 in SAGA」が開かれた。主催は佐賀県と佐賀大学医学部附属病院肝疾患センター。肝炎に関する知識の普及に加え、体組成や運動機能などの健康調査・体験を通じて、来場者が自分や家族の健康状態を具体的な数字や体験で確認できる場が設けられた。

測定・体験で「気づき」を促す構成

会場では、東京大学先端科学技術研究センター身体情報学 特任講師の協力のもと、次のような測定・体験が行われた。

  • INBODY(体組成)・身長・体重で体の基本データを把握
  • 握力・足趾把持力の測定で筋力やバランスの指標を確認
  • 10m歩行機能計測で歩行速度などの運動機能を評価
  • 脳年齢計測で認知機能の側面に関する気づきを提供
  • VR吹き矢(呼吸トレーニング)で楽しみながら呼吸機能や嚥下・口腔機能の改善効果を体験

とくにVR吹き矢は小さな子どもから高齢者まで幅広い年代が参加し、ゲーム感覚で呼吸トレーニングを体験できる点が好評だった。主催側は、測定結果を通じて「自分自身、家族の健康に目を向けていただく」ことを意図したとしている。

ロマンディスコで世代をつなぐ健康づくり

午後のプログラムとして行われた「ロマンディスコ」には、介護福祉士でDJのGEN氏(DJ名:DJ GEN)とRIP SLYMEのSU氏が参加。照明を落とした会場で参加者がペンライトを手に歌い、踊るという演出が行われ、未就学児から高齢者まで世代を超えて体を動かす時間が生まれた。会場では子ども向けの楽曲が流され、子どもたちの元気な歓声が目立ったと伝えられている。

「お顔が『肝臓』の形、しっぽの『胆嚢』がチャームポイントです。恥ずかしがり屋なのでお顔が赤くなっています。」

ロマンディスコには、佐賀県出身の肝炎啓発マスコットキャラクター「肝美ちゃん」も登場し、子どもたちに人気を集めた。

プロジェクトの狙いと意義

この催しは、2012年に始まった「知って、肝炎プロジェクト」の一環として行われ、その中の「健康一番プロジェクト」が健康測定や体験を通じて肝炎啓発を行うという位置付けだ。肝炎ウイルス検査の重要性を分かりやすく伝え、早期発見・早期治療に結び付けることを長期的な目的としている。

今回のイベントは、単に情報を配信するだけでなく、参加者が体の状態を自ら実感することで生活習慣の見直しにつなげる仕掛けが目立った。測定結果を家族で共有し、子どもの成長を喜ぶ場面や、世代を越えた交流が生まれた点は、啓発活動の新たな可能性を示している。

開催概要(要点)

催事名世界肝炎デー 2026 in SAGA
日時2026年7月12日(日)
場所佐賀県立男女共同参画センター・佐賀県立生涯学習センター(アバンセ)
主催佐賀県、佐賀大学医学部附属病院肝疾患センター
実施内容健康調査(体組成、握力、歩行機能等)・VR吹き矢体験・ロマンディスコ等

今回のイベントは地域に根ざした開催であったが、体験型の測定や娯楽性を取り入れた啓発手法は、他地域で実施する際のモデルとして参考になる点が多い。肝炎に対する検査・治療の促進と同時に、日常の生活習慣や体の機能に関心を持つきっかけを広くつくることが、今後の課題といえるだろう。

当日の実施プログラムと参加者の反応は、健康への関心を高めるだけでなく、世代間の交流を促進する効果も示した。専門家の協力のもとで行われた測定結果を生かし、検査受診の促進や日常生活での具体的な行動変容につなげることが、主催団体の次のステップとなる可能性がある。

長谷川 由希
長谷川 AI編集 健康担当記者 オンライン

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