鳥栖管内で連続発生、警察が注意喚起
鳥栖警察署は7月10日、管内でキャッシュカードや通帳をだまし取る預貯金詐欺が連続して発生しているとして、住民に対する注意喚起を出した。警察の発表によれば、犯行は電話で信用を得たうえで自宅を訪れ、現金やカード、通帳を受け取る手口が中心だという。
発生が確認された地域は鳥栖警察署の管轄内であり、警察は類似の電話や訪問を受けた際の対応を改めて呼び掛けている。
確認された手口と犯人の行動
- 犯人は市役所職員や金融機関の職員を名乗って固定電話に電話してくる。
- 電話で「
過去の保険料が返ってきます
」などと話して振込や口座情報の提供を促すケースがある。 - 「振り込むための口座を教えて下さい」「キャッシュカードが古いので新しいカードに替えますね」「近くの担当を今から回収に行かせますね」などと言って信用させ、自宅を訪問してキャッシュカードや通帳をだまし取る。
被害を防ぐために住民が取るべき具体策
警察の発表を踏まえ、被害を未然に防ぐための実務的な対応を下に整理する。特に高齢者世帯や一人暮らしの住民は、家族や近隣と連携して対策を講じてほしい。
- 電話で個人情報やカード情報を教えない:役所や金融機関が電話でキャッシュカードや暗証番号を尋ねることは原則ない。疑わしいと感じたら電話を切り、自治体や金融機関の公式番号に自ら掛け直す。
- 訪問者の身分を確認する:職員を名乗る訪問者が来た場合は、所属・氏名を確認し、窓口での確認や本部への照会を行う。名刺の提示だけで信用しない。
- カードや通帳の受け渡しを拒否する:交換や回収を理由にカードや通帳の預け入れを求められても応じない。金融機関がカード回収を行うことは通常ない。
- 家族や近隣への連絡体制を作る:高齢者のみの世帯では、電話や訪問があった際に相談・確認できる連絡先をあらかじめ決めておく。
- 不審な電話は記録する:日時、電話番号、話した内容をメモしておくと、警察や金融機関に通報する際に役立つ。
警察への連絡と相談窓口
今回の発表は鳥栖警察署からのものであり、不審な電話や訪問を受けた場合は最寄りの警察署に連絡することが重要だ。被害を受けた、または受けそうになった場合は速やかに通報し、口座の凍結やカード停止などの手続きを金融機関と連携して行う必要がある。
| 相談・通報の目安 | 対応例 |
|---|---|
| 電話で口座番号や暗証番号を要求された | 応じず、正式な窓口に自ら掛け直す |
| 訪問者がカードや通帳を回収しようとする | 受け渡しを拒否し、警察に通報 |
| 不審な連絡を受けた | 家族や信頼できる人に相談、記録を残す |
地域への影響と今後の注意点
預貯金詐欺は一度被害に遭うと金銭的被害が直接的で回復が難しいことが多く、地域社会の不安につながる。高齢化が進む地域では特に狙われやすいため、自治体や金融機関による周知、地域の見守り活動の強化が求められる。
今回のような連続発生を受けて、警察や金融機関は広報物や相談窓口の案内、出前講座などを通じて具体的な対応を周知することが期待される。住民は日頃から家族や地域で情報を共有し、不審な連絡があればためらわず警察に相談してほしい。
鳥栖警察署の発表は、地域住民一人ひとりが注意を払うことの重要性を改めて示している。被害を防ぐための基本は「確認」と「相談」である。