書店とオンラインで同時購入、抽選で図書カードを贈呈
文芸評論家・三宅香帆氏の既刊と新刊を対象にした合同購入キャンペーンが、2026年8月1日からスタートする。企画を発表したのは株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンで、対象になるのは同社刊の『「好き」を言語化する技術』と、新潮社から刊行された新刊『推したちとどう生きるか』の2冊だ。
応募は書店店頭またはオンラインストアでの同時購入が条件。購入を証明するレシートや購入画面の画像を応募フォームから送ると、抽選で合計51名に図書カードNEXTが当たる。賞は1等(10,000円分)1名、2等(3,000円分)10名、3等(1,000円分)40名と、等級ごとに金額が設定されている。
「好き」を自分の言葉で語る実践的な技術を伝える一冊
キャンペーンの主旨は、切り口の異なる同一著者による2冊を並べて読むことで、個人の“推し”に向き合う知見を深めてもらう点にある。『「好き」を言語化する技術』は、推しの魅力を自分の言葉で表現するための方法論を提示する書で、刊行後はロングセラーとなり30万部を突破している。一方、『推したちとどう生きるか』は推し現象を歴史的・社会的に掘り下げ、SNS時代における持続可能な関係性について考察する内容だ。
応募・当選の流れと注意点
キャンペーン概要は以下のとおり。
- 応募期間:2026年8月1日(土)~9月30日(水)
- 対象商品:『「好き」を言語化する技術』+『推したちとどう生きるか』を同時購入
- 当選人数:合計51名
- 当選発表:当選者にのみ2026年10月中にメール(@d21.co.jp)で連絡
| 賞 | 金額 | 本数 |
|---|---|---|
| 1等 | 図書カードNEXT 10,000円分 | 1 |
| 2等 | 図書カードNEXT 3,000円分 | 10 |
| 3等 | 図書カードNEXT 1,000円分 | 40 |
応募は店頭に掲示された二次元コードから応募フォームにアクセスして行う。店頭購入の場合はレシートの写真、オンライン購入の場合は購入画面が同時購入を示す証拠として求められる。応募後の権利譲渡や換金、交換は不可であることも明記されている。
文化的意義と読書動機への影響
今回のキャンペーンは単なる販促にとどまらない。1冊で個人の趣向を言語化する技術を教え、もう1冊でその文化的背景を検証するという組み合わせは、読者にとって自己理解と社会理解の両面を刺激する構成だ。書店での同時購入を条件にすることで、実際に手にとって読み比べる動機づけにもつながる。
出版業界にとっても、既刊のロングセラーと新刊を絡めるプロモーションは在庫回転や話題化の点で有効だ。とくにSNSで「推し」文化が盛り上がる現在、個人の“好き”を深めるための読書体験を提供することは、紙と電子の双方での読者接点を拡大する狙いを持つ。
読者への提案と締めの一言
夏から秋にかけての読書プランとして、次のような読み方を勧めたい。
- まず『「好き」を言語化する技術』で自分の語り方を磨く。
- 続けて『推したちとどう生きるか』で推し現象の背景を整理する。
- 両書を行き来することで、感情の言葉化とその社会的文脈を同時に理解する。
応募期間は9月末まで。図書カードという小さなご褒美を目指しつつ、二冊の対照を活かして「好き」を改めて言葉にしてみてはいかがだろうか。ちょっとした言葉の整理が、推しとの関係をさらに心地よいものにするかもしれない。