気象庁が注意・警戒を呼びかけ
気象庁は20日午後の発表で、関東甲信地方について、21日昼過ぎから夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定になり、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所があると警戒を促した。予想が上振れした場合には、警報級の大雨となる可能性があるとしており、低地の浸水、河川の増水、土砂災害への注意・警戒を強く呼びかけている。
「低い土地の浸水、河川の増水、土砂災害に注意・警戒してください。」
気象庁の発表は、地域別の1時間降水量や24時間降水量の予想数値を示しており、局地的な短時間強雨や落雷、突風、降ひょうなどの急激な現象にも警戒が必要だと明記している。
予想される雨量と注意点
| 地域 | 予想される1時間降水量(多い所) | 20日18時〜21日18時の24時間降水量(多い所) |
|---|---|---|
| 関東地方北部 | 50ミリ | 80ミリ |
| 関東地方南部 | 30ミリ | 50ミリ |
| 甲信地方 | 40ミリ | 80ミリ |
さらに、21日午後6時から22日午後6時までの24時間予想降水量でも、関東地方北部は80ミリ、関東地方南部は50ミリ、甲信地方は60ミリとされている。これらの数値は、短時間に強い雨が集中した場合の目安であり、都市部や交通網、河川に与える影響が大きくなる恐れがある。
想定される影響と対応の指針
気象庁は、次の点について具体的な注意を求めている。
- 低い土地の浸水や道路冠水に注意すること
- 河川の急激な増水や氾濫に警戒すること
- 土砂災害の危険がある斜面や河川周辺から離れること
- 落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに備えること
発達した積乱雲が接近する兆しが見られた場合には、屋外では速やかに建物内へ移動するなど、安全確保を最優先に行動するよう呼びかけている。
交通・インフラへの影響と備え
短時間の激しい雨や河川の増水は、鉄道や道路の運休・通行止め、立体交差や地下道の冠水を引き起こす可能性がある。並走する小河川や用水路の越流にも注意が必要であり、行政や鉄道事業者の防災情報、運行情報は随時確認することが重要だ。
また、降ひょうにより農作物や農業施設が被害を受ける恐れがあるため、農家や施設管理者は早めの対策・点検を行うことが求められる。
個人が取るべき具体的行動
- 最新の気象情報と自治体の避難情報をこまめに確認する
- 河川や急傾斜地の近くには近づかない
- 屋外にある飛ばされやすい物は固定・撤去する
- 停電や断水に備え、懐中電灯や水の備蓄を用意する
また、出勤や外出の際には、短時間で状況が急変することを見越して余裕を持った行動計画を立てることが望ましい。
気象庁の見解と今後の展開
気象庁は引き続き気象状況を詳細に監視し、予報・警報の更新を行うとしている。現時点での予測では、21日昼過ぎから夜遅くにかけてが最も警戒が必要な時間帯とされているため、当日の最新情報を確認の上、危険が想定される場合は早めに安全な場所へ移動するなどの行動が必要だ。
被害を未然に防ぐため、住民は自治体や気象機関が発する情報に注意し、指示に従うことが重要である。
(石田 陽翔/プレスリリースジェーピー気象)