金沢で国内“南国気分” 香林坊大和のハワイフェアが好調
石川県金沢市の香林坊大和で8月6日から始まった『ハワイフェア』は、会場に来場者が詰めかけ、ハワイ発祥のローカルフードや雑貨、ショーでにぎわいを見せている。円安の影響で海外渡航をためらう動きが続く中、国内で気軽に“ハワイ気分”を味わえる催しとして注目されている。会期は8月11日まで。
会場にはハワイに由来する店舗が並び、出店数は28店。スイーツや衣料、雑貨のほか、ワークショップも設けられ、訪れた人たちは買い物と体験を通じてハワイ文化に触れている。
とりわけ来場者の関心を集めていたのが、揚げたてを提供するハワイの伝統的スイーツ「マラサダ」の店だ。提供直後のマラサダを目当てに長い列ができ、会場の一角は常に行列が続いている。
「ふわもちですね。なかに濃厚なカスタードがぎっちり入っています」―会場で試食したアナウンサーの表現
報道の紹介では、マラサダの外側に付いた砂糖の上品な甘さや、パンに近いドーナツの食感が来場者に好評だと伝えられた。実際に複数個を購入する来場者も見られ、家庭へのお土産需要が生まれている。
スイーツ以外にも、ハワイの人気店の味を再現したメニューが並ぶ。記事で取り上げられた出店には、モンサラット通りで知られるかき氷店のソフトや、プレートランチで名を馳せる店の料理、そしてハワイ発祥のローカルフード「ガーリックシュリンプ」がある。ガーリックシュリンプは、エビの食感とにんにくの風味、タルタルソースの組み合わせが特徴として紹介されている。
今年は新たにサンリオとのコラボが実現し、日焼けしたハローキティをあしらった限定グッズが初登場。来場者の興味を引き、物販コーナーの売れ行きを押し上げている。
- 会場:金沢市・香林坊大和
- 会期:8月6日〜8月11日
- 出店数:28店(スイーツ、衣料、雑貨、ワークショップ等)
また、会場1階のアトリオステージでは期間中毎日フラのショーが実施され、舞台演出を通じて文化体験の要素も補強している。催事全体が「食」「買物」「文化体験」の三本柱で構成されており、家族連れや若年層、旅行を控える中高年層まで幅広い層が訪れている。
地域への影響としては、短期的な消費喚起が期待される。デパート内の催事スペースへの来場は、同館のレストランや他の小売部門への動線を生み、香林坊周辺の商業エリアにも波及効果が見込まれる。地元の飲食・小売業にとっては、来場客の回遊性を活かした販促機会となる一方、週末を中心に混雑が発生するため、交通や周辺店舗の対応が課題になりうる。
来場を検討する住民への実用的な案内として、次の点を留意してほしい。人気のマラサダや限定グッズには行列が発生しやすいため、時間に余裕をもって来場すること、複数人での来場ならば購入係と別行動で店頭の待ち列に並ぶなど分担を決めると効率的である。フラショーなどのステージイベントは毎日開催されるため、観覧希望があれば開催時間を確認のうえ早めに席を確保するとよい。
最後に、地域イベントとしての評価点と今後の展望を整理する。円安など外的要因で海外旅行への需要が縮小する局面において、国内で手軽に異文化を体験できる催事は一定の需要を抱える。今回のような大型デパートでのフェアは、地域内の消費を活性化させる効果が期待され、今後も季節催事として定着すれば香林坊地区の賑わい維持に寄与する可能性がある。
一方で、来場者の安全確保や混雑緩和、地元商店との連携といった運営面の調整が重要となる。催事終了後の消費動向や来場者の属性分析が今後の参考データとなるため、主催者側がどのような検証を行うかにも注目したい。
(取材・文=木村 淳)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会場 | 香林坊大和(1階アトリオほか) |
| 会期 | 8月6日〜8月11日 |
| 出店数 | 28店 |