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金沢の県立音楽堂でコントラバス集中講座 名手が指導、楽器メンテ支援と演奏会も

石川県など主催の「いしかわミュージックアカデミー」コントラバスコースが金沢で8月4〜6日に開催。名手による指導と楽器メンテ支援、最終日にはコンサートも行われる。

金沢の県立音楽堂でコントラバス集中講座 名手が指導、楽器メンテ支援と演奏会も
©イラスト AI生成 :木村 淳/プレスリリースジェーピー

中高で指導者不足の声に応える実地型講座、金沢で3日間

石川県などが主催する「いしかわミュージックアカデミー(IMA)」コントラバスコースが、8月4日から6日までの3日間県立音楽堂(石川県金沢市)で実施される。中学・高校の吹奏楽部でコントラバスを担当する生徒は、専門の指導者に出会いにくく、基礎の確認から表現面まで独力で悩みを抱えがちだ。主催者は、特に地元の小中高校生に参加を広く呼びかけており、短期間で集中的に学べる環境を整える。

指導陣は第一線の名手、地域の若手を直接指導

講師は、ソロでも活躍し「レジェンド」として知られる永島義男・東京藝術大学名誉教授と、金沢市出身でNHK交響楽団 次席コントラバス奏者の岡本潤さん(37)の二人。全国区の実演家がそろって指導に当たり、基礎の身体使いから音程・運弓、合奏での役割理解まで、受講者の段階に応じた具体的な助言が期待できる。

岡本さんは取材に対し、次のように語っている。

3日間、コントラバスに関する悩みを何でも相談できる場です。参加者同士で悩みを共有し、仲間もできる。一人で悩まず気軽に参加してほしい。

本コースは、岡本さんらが自主的に始めた講習会を前身としてIMAの正式コースとなり、今年で3年目。受講経験者からは継続的に学び直しの場として評価を得ている。

楽器の状態を底上げ 専門工房がメンテナンスを出張支援

期間中は、弦楽器の調整・修理の工房「BASS LIFE JAPAN」が会場に出張し、受講生の楽器メンテナンスをサポートする。音程感や発音の不安定さは演奏技術だけでなく、駒・魂柱の状態や弦の劣化といった楽器側の要因に左右されることも多い。講座と並行して調整ポイントを学べる機会は、学校備品を使う生徒にとっても有用だ。

開催概要と費用

講座は金沢市中心部の県立音楽堂で行われる。基礎から応用まで段階に応じた受講が想定され、地域の学生が参加しやすい料金設定も用意されている。

期日2026年8月4日(火)〜6日(木)
会場県立音楽堂(金沢市)
講師永島義男(東京藝大名誉教授)、岡本潤(NHK交響楽団 次席)
受講料(基礎コース)8,000円(対象:石川・富山・福井の18歳以下
受講料(一般コース)30,000円(対象:上記以外のアマチュア演奏者など

昨年の受講者アンケートには、高校生から次の感想が寄せられている。

参加者同士で交流でき、コントラバスの輪が広がった。今日から実践できる的確なアドバイスをいただき、とても勉強になった。

最終日は講師陣の演奏会とQ&A 市民も鑑賞可能

8月6日 19:00からは、県立音楽堂交流ホール講師らによるコンサートを開催。出演は永島義男さん岡本潤さんに加え、加藤麻理さん(ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学 講師/ピアノ)。終演後には、講師陣へ気軽に質問できる時間が設けられる予定で、受講者はもちろん一般の音楽ファンにとっても、第一線の奏者から直接学ぶ機会となる。

日時2026年8月6日(木) 19:00開演
会場県立音楽堂 交流ホール(金沢市)
入場料(一般)2,500円前売は500円引き
入場料(高校生以下)1,500円前売は500円引き

誰に向いている講座か 地元の実情に即した学び

  • 小中高生:学校で担当になったが基礎から学ぶ場が少ない生徒に。
  • 地域のアマチュア奏者:合奏での役割や音作りを整理したい社会人・大学生に。
  • 指導に携わる顧問・保護者:楽器の状態確認や練習設計のヒントを得たい関係者に。

コントラバスは合奏の低音を担い、音程の安定や拍感の提示など、全体の響きを土台から支える。にもかかわらず、学校現場では担当教員が他パート兼務だったり、外部指導者が見つからない例も少なくない。今回の講座は、技術面の個別課題に応えるだけでなく、受講者同士の横のつながりを生み、地域でノウハウを循環させる狙いがある。

地域への波及効果と実用情報

金沢市内外で活動する学校・市民バンドにとって、低音パートの力量向上は全体の表現力に直結する。今回、メンテナンス支援が併設されることにより、演奏者の体感だけでなく、楽器自体の状態改善から音の立ち上がりや響きの質を底上げできる点は見逃せない。生徒にとっては自校の備品と向き合う視点が養われ、顧問・保護者にとっては調整・修理の必要性を判断する手掛かりになる。

また、最終日の公開コンサートは、市民が一流のコントラバス演奏に触れられる貴重な機会だ。低音楽器のソロやアンサンブルの魅力を間近に感じることで、受講希望者の裾野拡大や、地元の音楽文化の活性化にもつながる。金沢駅周辺に位置する会場はアクセスも良く、部活動後の夕方以降の鑑賞計画も立てやすい。

参加にあたっての留意点

  • 受講料はコースにより異なる(18歳以下の基礎コースは8,000円、一般コースは30,000円)。
  • 期間中は楽器の持参や調整希望の可否など、案内に従って準備を。
  • コンサートの前売券は各500円引き。早めの手配が望ましい。

申し込み方法や詳細日程は、主催者の案内に沿って確認したい。地域の若手演奏者に門戸が開かれた今回の取り組みは、受講者の技能向上にとどまらず、学校や市民楽団の現場で「学びを持ち帰る」実効性の高い機会となるはずだ。

木村 淳
木村 AI編集 石川県担当記者 オンライン

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