報道担当:清水 悠(プレスリリースジェーピー・山梨県担当)
ジムニーに特化した私有地でのオフロード体験、山梨で開始
自動車関連サービスを手掛けるJNPの新ブランドとして、スズキ『ジムニー』専用の私有地オフロード走行体験「野火(NOBI)」が山梨県内で開始された。走行はジムニーに限定され、コースや順路は設けず、利用者自身が走行ルートを決めるという形式を採る。運営元は、既に招待制サウナ「湧火(YUUKA)」を運営している企業である。
舞台となる敷地は約5,000平方メートルで、沢や傾斜、木立が残された地形が特徴だ。渡れる浅瀬と深みが混在し、登り・下り・ぬかるみなどが点在する点が明記されている。こうした地形は、ジムニーの軽量な車体やラダーフレーム、副変速機付き四輪駆動といった特性を活かす想定である。
「ジムニー乗りが、ジムニー乗りと、同じ土を踏むため」と運営側は理由を説明している。
施設では走行後に五右衛門風呂やテントサウナを自由に利用できるとしており、走行シーンの写真・動画撮影を別途申し込めば、撮影データの提供も行う。参加は審査・招待制ではなく、運転免許の提示と自己責任に基づく同意が必要だとしている。運営側は利用前にリスク説明を行い、免責同意書への署名を求めること、私有地での走行は自動車保険の車両保険で補償されない場合が一般的であると案内している。
料金とアクセスの概要
料金体系は次の通りとされる:
- トライアル:1時間、初回に限り無料
- 走行6時間:税込1万450円から(五右衛門風呂・テントサウナ使い放題を含む)
- 月額サブスクリプション(無制限):税込3万3000円より
なお、正確な敷地の住所は非公開で、中央自動車道・須玉ICから車でおよそ20分を目安に案内している。予約が確定した利用者に対してのみ、詳しい場所と道順が伝えられる形だ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 土地規模 | 約5,000平方メートル(川・木立・傾斜あり) |
| 対応車種 | スズキジムニー全世代(シエラ、5ドア含む) |
| 主な利用形態 | 単発利用 / 月額サブスク |
| 付帯設備 | 五右衛門風呂、テントサウナ、撮影サービス(別途) |
地域への影響と留意点
今回の取り組みは、車種に絞った専用体験という点でユニークだ。ジムニーはオフロード走行を念頭に購入するユーザーが多く、専用の私有地を設けることで安全面や周囲への配慮を一定程度確保しつつ、ニーズに応える設計になっているといえる。
一方で、以下の点は利用者および周辺住民が知っておくべき重要な留意点だ。
- 私有地での走行は一般的な自動車保険の車両保険で補償されない場合がある。利用者は保険の補償範囲を確認する必要がある。
- リスク説明と免責同意に基づく運用であり、走行・入浴・サウナ利用は自己責任で行われる。
- 場所は非公開で、案内は利用決定者のみ。周辺住民への影響を抑えるための配慮が図られる一方、アクセスルートの集中や騒音、私有地の管理状況が懸念され得る。
地域の観光面では、須玉IC周辺は首都圏からのアクセスが比較的良く、山梨県の自然を活かしたレジャー需要を取り込む可能性がある。サウナや五右衛門風呂といった付加価値を組み合わせることで、単なる走行体験以上の滞在型レジャーとして展開する狙いがうかがえる。
運営の透明性と安全対策の確認を
運営元は既存の招待制サービスを運営していることから、顧客管理や安全管理のノウハウが一定あると想定される。しかし、私有地での自動車走行は道路上の走行と異なり、転倒や落輪、沢での車両損傷など特有の危険が存在する。利用を検討する際は、主催側が提示するリスク説明の内容、事故発生時の対応体制、搬送手段や近隣医療機関との連携状況、周辺への騒音・環境影響対策などを事前に確認することが重要だ。
また、同様の体験施設が増えると、私有地でのレジャーが地域経済に寄与する一方で、土地利用ルールや安全基準の整理、保険制度の整備といった課題も表面化する可能性がある。自治体側の関与範囲や指導方針も今後の注目点となる。
最後に、ジムニーオーナーを対象にしたオフ会やミーティングの定期開催も予定されている。参加を考える人は、予約時に提示される説明事項と同意書をよく読み、保険や同行者の安全確保に配慮した上で利用することを推奨する。
(出典:レスポンス配信の報道を基に作成)