県内各地でアポ電が断続、被害防止の連携が課題
兵庫県内で、いわゆる特殊詐欺の予兆電話(通称・アポ電)が複数の市町で確認されている。報道をまとめた地域情報サイトは、姫路、加古川、明石、神戸をはじめ県内各地で「郵便局」や「警察官」「年金機構」「運送会社」などをかたる不審な電話が発生していると伝えている。自動音声を使った機械的な手口も確認されており、県警の注意喚起が続いている。
情報発表のタイムスタンプは2026年7月11日 08時15分。直近の事例として、7月9日に神戸市須磨区で実際の特殊詐欺事件が発生したほか、7月10日だけでも川西、三田、小野、相生、明石、姫路、西宮などで予兆電話や未遂の阻止事例が報告されている。
「自分や家族だけは大丈夫」と思わず、最新の犯行手口をチェックし、日頃からの特殊詐欺対策やご家族への注意喚起にお役立てください。
被害の形は多様で、固定電話への不審な着信、携帯電話への警察官をかたる着信、宅配や郵便局を装った電話、さらに家族(息子)をかたる通話などが混在している。ある事例では、JA職員の積極的な声かけによって息子をかたる詐欺の被害が未然に防がれたと報告があり、地域の見守りや職場での声かけが有効だった例も示されている。
県内で確認された具体的な最新情報(情報元の一覧を抜粋):
| 発生日 | 場所 | 内容 |
|---|---|---|
| 7月9日 | 神戸市須磨区 | 特殊詐欺事件が発生 |
| 7月10日 | 川西市大和東 | 郵便局をかたる予兆電話(自宅固定) |
| 7月10日 | 三田市弥生が丘 | 警察官をかたる予兆電話(固定) |
| 7月10日 | 小野市中谷町 | 宅配業者をかたる予兆電話(固定) |
| 7月10日 | 西宮市 | JA職員の声かけで被害未遂を阻止 |
このほか相生市、明石市、姫路市など複数地域で同様の予兆電話が記録されている。情報は継続的に更新されており、県民は最新情報に注意する必要がある。
住民ができる具体的な対策
- 見知らぬ番号や不審な内容の電話はすぐに信じず、一旦保留にして家族や近隣の相談先と確認する。
- 郵便局や警察、年金機構、運送会社を名乗る電話で個人情報や金融手続きの要求があれば、公式の問い合わせ先に自ら電話をかけて確認する。
- 高齢者や一人暮らしの家族がいる家庭では、事前に「だれが来ても金銭を渡さない」「電話で振込を指示されたら必ず家族に相談する」などのルールを共有する。
地域の金融機関やJA、警察署は被害防止に向けた啓発に取り組んでおり、職員の声かけや窓口での注意喚起が実効をあげている事例もある。地元の見守り活動、金融機関と警察の連携、そして家庭での確認習慣が、被害を防ぐ重要な鍵となる。
兵庫県内の予兆電話情報は随時更新されているため、県警の「ひょうご防犯ネット」や地域の広報、信頼できる地元メディアの情報をこまめに確認することを勧める。被害を疑った場合は、最寄りの警察署や金融機関に早めに相談することが重要だ。
(藤田 早紀・兵庫県担当記者)