概要と今後の見通し
7月13日午前9時の解析で、フィリピン東方の海上で新たに台風が発生し、同時に2つの台風(いわゆるダブル台風)の影響が続いています。資料によれば、台風11号は16日までに熱帯低気圧へと勢力を落とす予想ですが、台風9号の変化に伴い、15日から16日にかけて東北・北海道の日本海側を中心に再び警報級の大雨となる可能性があります。
再び警報級の大雨をもたらすおそれがあります。
これまでの降水状況と懸念点
週末から13日午前9時までの72時間雨量は、一部で非常に多い値を記録しています。主な地点の値は次の通りです。
| 地点 | 72時間雨量(mm) |
|---|---|
| 山形県酒田市・酒田大沢 | 232.0 |
| 秋田県湯沢市・湯ノ岱 | 229.0 |
| 秋田市・仁別 | 188.5 |
| 北海道岩見沢市 | 145.0 |
| 北海道留萌市 | 120.0 |
平年の7月ひと月分を短期間で上回る地点があり、地盤の緩みや河川水位の上昇が確認されています。これにより雨が強まれば、土砂災害や河川の氾濫の危険が高まる状況です。
住民が今できること(注意・準備)
気象の変化に備え、以下の点を確認・準備してください。
- お住まいの自治体が出す避難情報(避難勧告、避難指示)を常に確認する。
- 避難経路と安全な避難先を事前に確認し、避難用具(携帯電話の充電、飲料水、懐中電灯、常備薬など)を準備する。
- 危険箇所(急斜面、崖下、川沿いなど)から離れる。行動に迷う場合は早めの避難を優先する。
- 家族や近隣と連絡方法を決め、要援護者(高齢者、障がい者、乳幼児)の移動支援を確認する。
また、気象情報や河川の水位観測、土砂災害危険箇所の情報を自治体の公式発表や気象庁のサイトで随時確認してください。
土砂災害の前兆—見かけたら直ちに避難を
大雨による土砂災害は前触れが現れることがあります。現場で次のような異変を感じたら、直ちに安全な場所へ避難してください。
- 地面や斜面にひびが入る、または地盤が沈むような感覚がある。
- 木が裂ける音、石がぶつかり合う音、地鳴りがする。
- 井戸や川の水が急に濁る、湧き水が止まる。
- 斜面から水がしみ出す、小石が落ちてくる、樹木が傾く。
気温と熱中症の注意
大雨が来る前には厳しい暑さが予想される地域もあり、資料では15日の最高気温が山形市で37℃、福島市で36℃、仙台市・盛岡市で33℃程度となる見込みとされています。屋外での作業や移動時はこまめな水分補給、休憩を心がけてください。
情報の入手先と連絡先
最新の気象・防災情報は、気象庁・都道府県・市町村の公式サイト、NHKや地方放送、避難情報メール配信サービスなどで確認してください。自治体の避難所開設情報や道路の通行規制情報も併せて確認することが重要です。
今後の進路や降雨の強さは短期間で変化する可能性があります。特に日本海の海面水温が平年より高く、海からの水蒸気供給が続く点がリスク要因となっています。安全確保を最優先に、最新情報に注意してください。
取材・執筆:佐藤 大地(プレスリリースジェーピー北海道担当)