馬淵川中流で氾濫注意水位に到達、青森県と気象台が共同発表
青森県河川砂防課と青森地方気象台は12日午後4時、馬淵川水系・馬淵川中流について洪水予報(第1号)を発表し、櫛引橋上流の観測所が氾濫注意水位に到達したとして警戒レベル2の情報を出しました。今後も水位は上昇する見込みで、洪水に関する情報に十分注意するよう呼びかけています。
発表によると、馬淵川中流流域では12日9時30分から15時30分までの流域平均雨量が30ミリ、15時30分から18時30分までの見込みが10ミリとなっており、雨は次第に弱まる見通しとされています。ただし既に河川の水位が高まっているため、短時間の増水や氾濫の可能性が残ります。
想定される浸水地区と現地の水位予測
洪水予報は、氾濫による浸水が想定される地区として以下の市町を具体的に挙げています。これらの地域に住む住民は速やかに最新情報の確認と避難の準備を行ってください。
- 三戸町(泉山、梅内、川守田など)
- 南部町(大向、赤石、高瀬、下名久井、沖田面、玉掛、相内、虎渡、小泉、剣吉など)
- 八戸市(上野、櫛引、八幡など)
観測所ごとの水位の現況と予測は以下の通りです。特に櫛引橋上流では予測値が警戒レベル2の範囲で推移している点に注意が必要です。
| 観測所 | 時刻 | 現況/予測水位 | 水位危険レベル |
|---|---|---|---|
| 馬淵南部水位観測所 | 12日15時40分〜18時40分予測 | 現況4.07m→予測4.33m | 危険レベル0 |
| 櫛引橋上流水位観測所 | 12日15時40分〜21時40分の予測 | 現況2.17m→最大予測2.72m(時間帯により変動) | 危険レベル2 |
| 剣吉水位観測所 | 12日15時40分〜21時40分の予測 | 現況2.92m→予測2.51m(徐々に低下) | 危険レベル0 |
住民への影響と対応のポイント
今回の洪水予報は、具体的な浸水想定地区と時刻別の水位予測を伴っており、河川近接の住宅や農地、公共施設に被害が出る可能性があります。特に低地や河川堤防付近にある建物、車両や貴重品は浸水に備える必要があります。地域ごとの避難所情報や避難勧告・指示は、各市町の防災情報で随時確認してください。
以下は基本的な行動の目安です。自治体からの具体的な避難情報が出た場合は、それに従ってください。
- 最新の気象・河川情報をこまめに確認する(自治体メール、ラジオ、テレビ、気象台の発表など)。
- 避難経路と避難場所を事前に確認し、必要な持ち出し品(救急薬、身分証明書、携帯電話の充電器等)を準備する。
- 河川や水路、低地には近づかない。増水時の流れは想像以上に速く危険です。
気象台は今回の雨は「今後次第に弱まる」との見方を示していますが、既に水位が上昇している地点では短時間での状況変化があり得ます。堤防の決壊や周辺の排水状況によっては、予想される浸水想定地区以外でも浸水が生じる可能性があるため、広い範囲での警戒が必要です。
青森県河川砂防課・青森地方気象台発表(2026年7月12日午後4時)に基づく洪水予報(馬淵川中流・第1号)
地域の自治体は今後の情報に応じて避難勧告や指示を出す可能性があります。住民は自治体の広報や行政の発表を優先し、避難が必要と判断された場合は速やかに行動してください。交通機関や公共サービスにも影響が出ることが考えられますので、外出の際は最新の情報確認を心がけてください。
(鈴木 由紀)